ソニエリP900とTreo600の違い

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なんだか勢いでTreo600を買ってしまった。しまったというと失敗のようだが、実は満足している。
どちらもスマートフォーンというカテゴリーに入るマシンだと思うが、設計思想の違いははっきりしている。
端的に言って、P900は電話がPDA機能を取り込んだものであり、Treo600はPDAが電話機能を取り込んだということだろう。
外観もP900はキーパッドがしっかりと存在することから、誰もが電話だと思う。Treo600は電話のテンキーではなく、フルキーボードがついていることから、普通の人は電話と思わないのではないか?PDAを一生懸命に携帯らしくパッケージングしたという感じがする。
ものとしての質感は現時点では甲乙つけがたい。Treo600は使い込むうちに塗装がはげるのではないかという気がする。そうでなければうれしいのだが。

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内部的には、Treo600はかって知ったるパームOS。進化の過程も含めて隅から隅まで知っているという安心感がある。画面切り替えの速さはやはりパームである。気持ちがいい。しかも殆どすべての操作がスタイラス無しで可能である。P900はフリップを閉じた状態では全く携帯と同様に使える。つまりスタイラスを使わずに電話機としての機能にアクセスできる。しかしいったんフリップをあけてPDA機能にアクセスした途端、スタイラス無しには使えない。まるでフリップを開けたときと、閉めたときで違うマシンなのだ。

どちらもそれぞれいいマシンであり、思い入れもある。しかし正直にいうと現時点ではTreo600のほうがぴったり来ている。
理由1
独立した4つのボタンとホットシンクボタンがある。
これこそがパームの肝であり、PDAの歴史でもエポックメイキングな発明だったと思う。すでに脳が4つのボタンに慣れており、無いと安心できないのだ。またハードウエアボタンがあることでシンクをすることが気持ちイーと思えたのだ。
P900には残念ながらどちらもない。

理由2
豊富なアプリケーション。
シンビアンにも多くのアプリケーションがあるのだが、すべて英語版である。日本語版のハードウエアがないのだから、日本語版のソフトウエアも当然ないのである。これは本当に寂しいのだ。

理由3
日本語入力が出来る。
理由2にも関係するが、日本語が読めるのだが、入力は出来ない。中国語版の手書き入力機能を使って漢字は入れられるが、ひらがなやカタカナは入れられないのだ。
これもまた寂しいものである。

でも欠点は
リングトーンやアラームにMP3が使えないということ。
僕は日曜の夜に放映されている「情熱大陸」という番組が大好きなのだが、このテーマソングが葉加瀬太郎さんのエトピリカ。
これで電話を受けるとなんだかファイトが生まれてくる。
さすが高機能電話P900はこんなことはお茶の子さいさいなのだが、Treo600には無い機能だ。

と思いつくままにまとまり無く書いたが、スマートフォンは本当に面白い。

TJ

コメント

  1. Ni:PUG blog より:

    treo 600 6ヶ月間使用報告#1

    treo 600 を使ってから6ヶ月が経ちました。 電話機能を中心に普段どんな風にtreoを使っているのか、 何回かに分けてお送りします。 CDMA版の黒treoはりぶりぶさんのサイトを参照ください。 ハードウェアとしてのスペックなどはpocketgamesさんのレビューを参照ください。…

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