Windows Vista (2)

報告者: YKK

VistaにはXPの時のようにTablet PC版というのが存在しない。HOME BASICというHOMEの中で最小機能バージョンを除きTablet PCが組み込まれているのだ。隊員は以前からTablet PCを使用していないのでインストールしてみる事が出来ない。

しかし隊員が唯一Tablet PCが良いなと思っていた機能、Snipping ToolがVistaをTablet PC以外にインストールする事により使用出来るようになってしまったのだ。

Snipping Toolとはスクリーンのどの部分でもマウスを使用してハサミでちょんぎる感覚でキャプチャー出来るという機能である。以前よりTJが自慢げにTablet PCにてSnipした画像を人柱隊にアップしているのを指をくわえて見ていた隊員だがこれからはTablet PCを使わなくても同じ事が出来るのだ。例えばこんな画像も簡単にキャプチャー出来る。
Snip1.JPG

これでスクリーンキャプチャーツールは他にインストールする必要がなくなった。しかしこまった事に昔から隊員のPCには必ず一番最初にインストールする定番必須ツールがあるのだ。Orchisというランチャーアプリがそれなのだ。隊員はこのツール無しではPCを操作出来ないと言っても過言ではないほどの必須ツールなのだ。このアプリがVistaにはインストールすら出来ない。これは正直こまった、作者の対応に期待するしかない。

そもそも隊員はスクリーンに最少のアイコンしか置かない(ほとんどゴミ箱のみ)。よくスクリーン一杯にアイコンを表示させているユーザーを見かけるがそういうPCには二度と触りたくない。Orchisを使えば見事なほど整理が可能なのだ。

隊員が使う開発環境にDelphiがある。ちょっと古いバージョン5を使っているのだが早速Vistaにインストールしてみた。インストール自体は完了したのだが正常に起動できない。一応互換性のプロパティーでWindowsXPと互換モードで起動するという設定にしたらちゃんと動作した。ただクライアントサーバー系のアプリで外部データベースに接続するようなアプリは問題があるかもしれない。

基本的にVistaだけでは無くインストールしたプログラム本来のファイルを書き換えるような動作はほとんど全てブロックされるようだ。Exeファイルを実行する時もしつこいほど許可を求めてくる。最初のうちは興味半分で良いかもしれないが、しばらくするとかなり「うざい」感じになってくるかと思う。

もう一つVistaになって改善されたアプリがある、Outlook Expressがそうだ。Vistaからその名も Windows Mail と名を変えて登場。以前のOutlook Expressはメールの内容はエンコードを変えてやる等して他の言語も表示出来たなのだが、件名は英語以外はロケールで設定した言語でしか表示出来なかった。Windows Mailになって全部UTF-8に変更されるのだろう全部問題無く表示可能となった。まあこれでやっとMac並みになったと言うことだろう。
WindowsMail1.JPG
スパム対策もほどこされスパムと判断されると迷惑メールホルダーに自動的に仕分けされるようにもなった。

更に今日買い立てホヤホヤのバスター隊員所有のThinkPadX60にVistaのアップグレードインストールを現在実行している。アップグレードを選択するとまず互換性のチェックを行う。最初にはねられたのがSymantecのInternet Securityだった!アンインストールしないとアップグレードが続行されないのだ。来月一般ユーザーに販売が開始されるのに本当に大丈夫なのだろうか?しばらくは各種アプリ、ドライバー類の互換性の問題がネットをにぎわせそうだ。