番外編(その8)

Ferrariのミニカーコレクションを紹介して来たが、最後にそのコンペティター達を紹介してこの番外編を終えたいと思う。Ferrariのコンペティターと言えばイタリアからは Maserati、Lamborghini、Detomaso、Iso、イギリスからはAston Martin、Jaguar、ドイツからはPorsche、Mercedes、アメリカからはCorvette等だろうか。昔から自分では一時期911Sに乗っていながらPorscheとMercedesにはほとんど興味が無く結果コレクションには紹介出来るような物が無い。もしPorscheファンがいたら申し訳無いことである。

Lamborghiniと言えば農耕機メーカーからスーパーカーメーカーになった事で有名である。Miuraで一躍世に知られたが、その以前にも高性能車を生産していた。その後Countach、Diablo、Murcielago等を世に出し続けている。下が有名はMiura、横置きV12エンジン等ベルトーネデザインの美しいボディーと相まって1966年発表時には大変な反響だった。

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上がLamborghini 350GT、下が Miura

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Miuraの後に登場したCountach、Canonball Runという映画でパトカー相手に見せた加速には度肝を抜かれた。

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Countachの後継車として発表されたDiablo。この次のMurcielagoは赤のモデルが無く入手していない。

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実はLamborghiniには隊員の大好きな車が一台ある。世界で唯一隊員が許せる4シーターの車Espada。1968年に登場し4シーターでありながら1100mmしかない極端に低い車高、実用的なトランクスペースまで確保してある。325bpsを発生する4リッターV12エンジンを搭載し250kmのトップスピードを誇る当時最速の4シーターであった。その低い車高からドライブシャフトに完全に分離されたバケットタイプのリアシート、最高の4シーターである。隊員の中ではこれ以外の4シーターはFerrariを含め車では無いのである。

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Maseratiからは絶対にこの車Ghibliだ。330bpsを発生するV8エンジンを搭載しGiorgetto Giugiaroデザインのボディーで包む。1967年に発表され同時期に発表されたFerrari 365 Daytona、Lamborghini Miuraと当時の最高級そして最速GTカーの三羽烏だった。隊員はアメリカでGT500で遊びまわっていた当時一度このMaserati GhibliとSan FranciscoからSan Joseまでフリーウェイで他の車をぬいながら時には120mph以上で競い合った事がある。どちらが速い?隊員のGT500もチューンしてあったのでどちらが速いとも言えず両方速かった。だたやはりその優雅なボディーにはうっとりとさせられた。

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昔イタリアのメーカーでDe TomasoとかIsoとかのメーカーも存在した。De Tomasoは今でも独立したメーカーとして活動している。代表的な車にMungusta、Panteraがある。共にボディーデザインはイタリアで行い、エンジンはアメリカ製のV8を使うという手法を取った。ボディーはミッドシップのかっこのよさ、エンジンはアメリカ製の大量生産品という事でメンテが容易というメリットがあった。De Tomaso Mungustaは1966年に発表されGiorgetto GiugiaroデザインのボディーにFord製4.7リッターのV8エンジンをミッドシップに置いていた。アメリカで友人がこのMungustaを所有しており時々借り出しては走らせていたが、アメリカンV8のおかげで低中速トルクが太く頻繁にシフトを繰り返す必要もなくかなり横着なドライブが可能だった。

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1970年には後継車としてPanteraが発表された。同じく4.7リッターのFordV8を搭載し1994年まで20年以上の長きにわたり生産され日本でもかなりの人気を博した車である。確かあのサーキットの狼にも出てきたような。

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Isoという同種のメーカーからの代表的な車にIso Grifoというのがあった。これは同じアメリカ製でもシボレー製の7リッターエンジンを積むというモンスターでもあった。

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アメリカの代表はやはりCorvetteだろう。最新のモデルZ06はオールアルミ製の505bpsを発生する7リッターエンジンを積み、Ferrari等ヨーロッパのGTカーに比較しても遜色の無い性能を発揮する。

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このムービーを是非見てほしい。ここで紹介した車の多数が実写で見られる。 特に Iso Grifoを見れるなんて本当にレアなのです。

長々とモバイルとは関係無い番外編にお付き合いいただき感謝。以上で隊員のミニカーコレクションの紹介を終える。実際にはFerrariコレクションも基本的にBerlinettaボディーを紹介したが、GTSもほとんど全てそろっている。Ferrari以外も一つを除き全て赤の物を紹介した。実はPorscheもAston MartinもJaguarもかなりの数を所有しているのだが赤が無いのである。レーシングカーもF1カー、ルマンカーとかなりそろっている。今後も珍しいミニカーを見つけたら紹介することにする。

最後に隊員は写真を撮るのが下手である。色々とアングルとかライティングを考慮して撮影すればもっと良い写真になったと思う。

コメント

  1. skm より:

    人柱隊、フェラーリバージョンは、読む側もフェラーリ並みの性能PCが必要になっています。
    私のNote PCでは、 Memory512Mbyte、Swap Memory1.7GByteを使いつくし、表示しない画像もでてきています。
    ぜひ、読む側は、カローラレベルのPCで見れるようにして欲しいです。

  2. よしさま(*●。●*) より:

    懐かしい素晴らしいクルマ達、何だか、私だけの為みたいなコレクションの数々、ありがとうございます。
    70年代のあの頃、色んなスーパースポーツが百花繚乱。
    金策をしている間に買い損なったde tomaso mungsta、あまりの回転半径の大きさに諦めたmasetari giburiなど、思い出しました。
    いつか、訪港の機会にお時間の都合が合いましたら、お会いしてお話ししたいですね。

  3. ykk より:

    Skmさま、

    ごめんなさい、カローラで見えるように画像ファイルのサイズに縮小しました。Blogプログラムを変更したらあまり考えずに画像ファイルをアップしてしまいご迷惑をおかけしました。

  4. ykk より:

    よしさま、

    それはもうこちらこそ是非にお会いしたいと思います。

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