Direct PushのPushメールとはどんなもの?

投稿日:

報告者:TJ

DoCoMoが大々的に発表しているhTc ZことHTC社のHermesであるが、ここでアナウンスされている「hTc Zは法人向けに開発した製品で、Windows ServerMicrosoft Exchange Server 2003 SP2との連携により、Direct PushPushメールやスケジュールの同期、リモートワイプなどのセキュリティ機能を利用できる。」ってとても便利なのでご紹介しよう。

L Sa Pp3

MS Exchange2003 Server(SP2)を自分で用意することは個人では難しい。DoCoMo流に考えれば1500万円で100台のデバイスを購入できるサイズの会社がターゲットということだろう。

さてだからこそ、1500万円払えない(払いたくない)個人ユーザーや中小の企業向けに、大企業と同様の機能を使えるようにするサービスが存在する。

私も愛用しているSmartphoneである。ここはNokiaから発売されているビジネスフォーンであるE61ユーザーのRさんから教えてもらった。

 Images Toplogo

余談であるが、Windows Mobile端末だけでなく、E61にもアプリを追加すれば、MS Exchange サーバーと連携してPushメールが使える。Rさんの宣伝、更にコザックさんの日本語入力アプリの影響でE61とPushメールユーザーが華南では増殖中である。E61はノキア・ジャパンから日本語版が発売されるとアナウンスされているようである

  Media Img 20060601T105928450

話が横道にそれてしまったので元に戻そう。

4smartphoneのサービスはユニークで、4smartphone社がもつExchangeサーバーを、個人ユーザーへ1アカウント毎にレンタルしてくれる。費用も安く月額でUS$4程度からのサービス。会社自体はアメリカにあると思うが、サービスを受けるユーザーは日本を含め海外でも全く問題ない。

このサービスのメリットはPushメールにつきる。PocketPCやNokia E61などのSmartphoneを持っていれば、メールがSmartphoneにPushされてくるのだ。これまでのように受信ボタンを押してメールを取りに行く必要はない。海外のビジネスマンの間ではもはやデファクトスタンダードになった感のあるBlackBerryサービスと同様であり、GSM圏にいる人ならば、仕事に使っているメールがSMS感覚で使えるようになるといえばイメージを掴みやすいだろうか。

日本のユーザーはDoCoMoやAUなどのキャリアが提供するメールは既にPushメールなので説明するまでもなく、その便利さを享受していると思う。

しかしこの4smartphoneを使えば業務メールもキャリアメールと同様に使えるようになる。これだけならば、たいしたメリットがないと思うかもしれないが、キャリア提供でないSmartphone端末を自由に選択して使えるという大きなメリットがある。更に、海外出張などの際にもキャリアが提供する高額なローミングを使わなくても、現地のSIMカード(データ通信が出来ればプリペイドでも可能:香港ならPayGoというSmartone-Vodafoneが提供するプリペイド)を自分のSmartphoneに入れれば日本にいるのと同様にPushメールサービスを受けることが出来るわけだ。この部分がキャリア依存のBlackBerryとの最も大きな違いである。海外でのローミング費用は高額であるにもかかわらず、海外にいるときにもメールがばんばん入ってくるBlackBerryは海外ではオフにしたり、持って行かないというユーザーもいるほどである。個人ユーザーはこのあたりの費用は無頓着ではいられないのだ。

これに加えて設定さえすれば、Outlookに入れたアドレス帳やスケジュールもオンラインでシンクロ可能である。余談であるが、この機能はマックユーザに大きなメリットをもたらすのである。

というのはマック版オフィスに含まれるEntourageはこの4smartphoneが提供するMS Exchangeサーバーとシンクロ可能なのである。つまりオンラインであるが、MacのEntourageとWM5端末とアドレス帳やスケジュールがシンクロ可能になるのだ。Mac OS Xユーザーの頭痛の種であるWindows Mobile 5 (WM5) とのシンクロがMissingSyncナシで出来るということである。

さて実際の手順であるが、サービスに加入すると4smartphoneのExchangeサーバー(メールサーバー)に自分のアカウントが作成される。アカウント名は4smartphoneが勝手に作るので自分では決められない。ここに自分本来のメールサーバーからメールを転送するか、4smartphoneのサーバーから自分のPOP3サーバー(IMAP4サーバー)にアクセスさせるかいずれかを選択できる。私のオススメは4smartphoneに転送する方法である。この方がPushメールがタイムリーに届くはずだし、サービスを止めたくなったときにも簡単だと思えるのだ。

サイトは英語であるが、自分の持っている端末を選択すれば、それに応じた設定がグラフィカルに説明されており非常にわかりやすい。しかも2週間のトライアルがあるのでPushメールがどんなものかイメージをつかんだら止めるのもありだ。

3つのサービスが用意されており、オススメは月額US$6.99のProfessionalである。月額US$3.99のXPressとの大きな違いはクライアント側Outlookが含まれているか否かである。もしも既に持っているならばUS$3.99でもいいかもしれない。

MS Exchangeサーバーが用意できない個人ユーザや、企業のIT担当者でMS Exchangeサーバーを検討している人などにオススメ!!

コメント

  1. [Smartphone][Windows Mobile][Symbian] 亜洲モバイル人柱隊,Direct PushのPushメールとはどんなもの?

    4smartphone社がもつExchangeサーバを,個人ユーザーへ1アカウント毎にレンタルしてくれるサービスを紹介しています。月額4ドルからだそうで,サービスを受けるユーザーは日本を含め海外でも全く問題ないそうです。このサービスのメリットはPushメールにつきるそうで,Pock

  2. [E70]メールのプッシュ配信

    mail2web.comのサービスを利用してメールのプッシュ配信ができるのを確認しました。 メールの文字化けもありません。 mail2web.comのメールアドレスでの送受信を確認しました。 あとmail2web.comで提供されるOutlook Web Accessとの間で同期ができます。 要はE70でActiveSyn

ただいまコメントは受け付けていません。