今更Clie?

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報告者: YKK

このところ迷える羊は迷ってる時間は数分というペースで色々と買いあさっている。まずはV3、次はiPAQ h4100(これは実際には購入した訳ではないがおまけでも結局コストはかかってる)。そして今回SonyのClieTH55を買ってしまったのだ。

ClieTH55.jpg

何でまたClie?実は普通の日本で売っているモデルではないのだ。UKバージョンで日本仕様とかUS仕様にはないBluetoothが付いているのだ。WiFiとBluetoothと両方付いているのはこのUK仕様しかない。

日本で売っているモデルは上部のSONYのロゴの下に Power Rec “ “ WLAN とそれぞれが起動している際に点灯するランプがあるのだが Rec to WLANの間が抜けていて何となく間が抜けてる。このUKモデルには “ “の所にちゃんとBluetooth が入っており使用時にはブルーの色で点滅して格好がええのだ。やはりNokiaに代表されるようにヨーロッパ製の携帯電話にはBluetoothが付いているように、それを利用すべくヨーロッパでのPDAにもちゃんとBluetoothが付いているのだ。

Treo600を売却してしまいPalm機が古いClieのNR70Vしかなくなってしまった。何だかんだと言ってもPalmが無いと落ち着かない。それで色々物色していたが日本で発売されるモデルはまずBluetoothが無い、これは電話機能のないPDAにとっては必要不可欠だが変にPHS通信カードが普及してしまった日本ではBluetoothは必要ない機能として切り捨てられた感がある。でも日本ではこのTH55なんか「ワイヤレスLAN機能を内蔵。2.4GHz帯のワイヤレスLAN環境のあるオフィスや自宅、駅、カフェ*などのアクセスポイントからアクセスできます」と宣伝してるが、アクセスポイントが無い所でアクセスしたい時はどうするの?PoketPCならCFのPHS通信カードが使えるがTH55にはCFスロットが無い。何かSONYはメモリースティックをはじめおかしくないか?

やはりPHS通信カードなんかは世界に関係なく独自に何でもやってしまうという日本の文化の典型だろう。唯一Bluetoothが付いてるがバッテリーの問題も含めて今更の感があるUX50でもないのでこまっていたら、このTH55UK仕様が目に付き数分の迷える羊を演じた後即購入した。注文して翌日にはもう配達されてきた。

早速山田さんのJ-OSを入れて日本語の入力、表示を可能にした、感謝!!Sony独自のClieOrganizerという手書き感覚の機能は何となく便利そうだがまだどうやって使うのか良く分からない。

次は通信、ネットに繋がらないPDAなんて物はPDAでは無い。WiFiはその環境下にあればいとも簡単に接続出来てしまうが、現実は日本を含めWiFiが使えないケースの方が圧倒的に多いのだ。そこはやはりホットスポットなんか関係無いBluetooth接続の携帯電話経由のGPRS接続となる。PocketPCと出来たので当然出来るだろうとV3経由を試した。ところがまったくダメ!そもそもこのSONY流PalmであるTH55の設定自体が本家のT3あたりのそれと微妙に違うのだ。

それでとにもかくにも繋がらなければ始まらない!当座はV3は諦めて選択肢として既にTH55の設定に入っているEricssonのT610というモデルを中古で購入することにして山根さんに無理をお願いして一緒について行ってもらい最低限のQCチェックをしてもらった。T610が適度な物がなくたぶん同じだろうと思いもう少し新しいT630というモデルをHK$1,280で購入した。

ところが既に入っているT610のドライバーを使用してもモデルが違うとのメッセージが出て接続出来ない。このままではT630が無駄になってしまう!

どうも色々と試してみると問題はTH55側にあるようだ。経由する携帯電話によりドライバーファイルが存在するようで、Connectionの設定でどのモデル(ドライバーファイル)を使うのかを選択するようになっている。内容を見てみるとモデムの初期化コマンドのようだ。PocketPCの時に使用した物とはまったく異なる。Palm用のそんなドライバーファイルなんて聞いた事もなく結局ネットで探しまくったあげくここにそれらしいのを見つけた。そこには古いモデルのドライバーしか見当たらなかったが思うに最近のモデルとかはドライバー自体が必要無いのか古い物を使っても問題無いのかだろう。ままよと上記からMotorola V66用と Standard GSM Phone 用のドライバーをダウンロードしてTH55にインストールして使ってみた。MotorolaV66を選択したV3経由も試したがダメ。Standard GSM Phone用はバッチリT630経由で接続出来た。ちなみにこのドライバーを使ってもV3経由ではダメだったが、何はともあれ目出度し、目出度し。

これで隊員のドラエモンバッグには

IBM ThinkPad X31
Zaurus SL-C760 + AudioVox GPRS Card
iPAQ h4100 + V3
Clie TH55 + Ericsson T630

と3種類のモバイル環境(SIMカード3枚!)更に上記のアクセサリー一式が入るようになり重量もゆうに10KGも超えてしまう。それにしても世に存在するメジャーなPDA3種類を全部を常に背中にしょってるって事はそれだけで満足感がある。でもこれってかなり異常だね。

それでもってかるーいV3で電話を掛けて受けて、「うん、これは小さくて軽くてええわ」と一人悦にいっているのだ。

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