報告者:TJ
台湾や上海などの旅先で知り合った人に、メールでご挨拶したいと思うことがある。
日本ではそんなときケータイメールをやりとりするのだと思うが、海外にいる我々はSMS(ショート・メッセージ・サービス)を使う。
問題は使える言語である。
相手が日本の方なら日本語で送りたいし、台湾の方ならば繁体字で送りたい、中国の方ならば簡体字だ。しかしGSMケータイは中国語をサポートしているが、日本語はしていない。更にこれをケータイで書くのは至難の業だったのだが、とても良い方法を発見した。
なんと灯台もと暗し、MacOSXこそSMSメールと相性が良いのである。
OSXもGSM携帯も文字コードはUTF-8を標準としていることがその理由である。
この方法にはBluetooth携帯が必須である。ケーブル接続では駄目なようだ。
そこでSMSを送信するときには、日本出張用に購入したNokia7600を引っ張り出すことにした。
以下使用する手順を記しておこう。
まずはMacと7600とをペアリングする。これはもうOSがサポートしているので簡単にできる。システム環境設定(ウインドウズのコントロールパネルに相当)の中にあるBluetoothアイコンをクリックして設定するだけである。
ペアリング出来たら、OS標準のアドレスブックを開く。
登録名の少し上にBluetoothマークがあるので、それをクリックする。
するとブルーに光り、7600と内部でやりとりをして通信状態になる。
この状態から携帯電話というところをクリックすると図のように3つのアクションが表示される。
ここから「SMSメッセージ」を選ぶと次のようなメッセージ作成ボックスが表示される。ここに日本語や中国語を入力することで文章を作成し、最後に送信ボタンを押せばOKだ。
【注】ウインドウズで作成した文字を、マックにメールで転送したため、日本語に無い文字は?マークになっている。OSXでは簡体字や繁体字も持っているので、直接マックでFEPから入力できればこの文字化けもなくなると思う。
これで送ったメッセージを携帯で受信したのが以下のNokia7600の画面である。
ところでこの中国語はどうやって書くの?という疑問が湧いた方もおられると思うが、実はこれはウインドウズ版のソフトで「J・北京(ジェイ・ペキン)」という翻訳ソフトを使っている。これで日本語を書き、翻訳すると表示のような繁体字でも簡体字でも表示できるのである。この翻訳精度はかなりなモノで、今回の台湾、上海で既に実証済みである。中国語(台湾でいう北京語、中国大陸でいう普通話)がニイハオしか話せない私が、かなり込み入ったところまで会話出来たのはひとえにJ・北京のお陰である。高電社さんこんな素晴らしいソフトをありがとう!
NOKIA7600 日本語版、懐深そうです。
日本語版なのにタイ語表示もできました。
http://nipug.s53.xrea.com/blog/archives/2004/0905012355.html
NOKIA7600日本語版、懐深そうですね。
日本語版なのにタイ語表示もできました。
http://nipug.s53.xrea.com/blog/archives/2004/0905012355.html
さるぞうさん
7600レビュー見ておりました。
日本語版でタイ語が表示できるのですね。バスターの息子の嫁さんはタイ人(美人ですよ!うらやましい)なので早速教えてやりました。
しかしタガログは英語表記可能なのでまだイイですが、タイ語は難しいですよね。さるぞうさんはマスターしておられるのでしょうか?
TJ
Nokia の携帯は、Nokia のオリジナル OS の方がフレキシビリティ高いですよね。SymbianOS を使ったモデルは、言語切り替えが出来ないうえに、搭載フォントも限られていて、個人的に好きになれないです。
そういった意味では、7600 は Symbian を使わなかったのが良かったと思います。
Nokia7610からは言語切り替えが可能になっています。
タイ語は読み書きも多少できますよ。
いつも土曜の朝に2時間ほど家庭教師に教わっています。
タイで売っている携帯は英語とタイ語のマルチです。
でも日本語版7600でタイ語表示ができるとは思いませんでした。(キャリアからのお知らせSMSだったのですが)Ni:PUG にXploreの新機種情報を載せました。
香港発のはずなので、もっと詳細わかったら教えてください。