以前にも書いたが、ウェブを見ていて、たまにキー入力が必要になったとき、Type-Uはキーボードがないためえらく苦労する。
そのためにNextTextというソフトキーボードが装備されているのだが、いかんせん使い勝手が悪い。

なんといっても一番の問題はNextTextのサイズが大きすぎることである。これによる弊害は二点。

ひとつは、Type-Uの小さな画面の１／３～１／４をキーボードが占有してしまい、入力部が、キーボードで隠れてしまう場合があること。

ふたつめに、キーピッチが大きいため、続けて複数のキー入力をする場合、必然的にマウスを動かす距離が長くなる。つまり入力にかかる時間が増えるという問題。

この問題を解決するために、NextTextを超えるソフトキーボード探してみた。

まずはウインドウズに標準装備されている、IMEパッド。
これはコンパクトであり、NextTextの二つの欠点を補っている。ところがこれもいくつかの大きな欠点があった。
一点目は、起動に手間がかかるということ。
起動するには、
１．IMEバーにある、IMEパッドというボタンを押す。
２．表示されるオプションから”ソフトキーボード”を選ぶ。
というステップが必要。

次に、半角・英数字を入力する場合でも未確定の状態で入力されてしまうため、入力が終わったときにEnterキーで確定させる必要がある。
これは思いの外、面倒な作業だ。

最後に、安定性の問題。入力しようとIMEパッド・ボタンを押しても表示されずに、画面の後ろに隠れていることがある。何か規則性があるのかもしれないが、よくわからない。あまりに不安定なので使う気が失せた。（使い方が間違っているよというご指摘大歓迎です。もしいい方法がありましたらお教え下さい。）

次に使ってみたのが、Pal Macさんのところで知った、Trail Soft Keyboard　 (以下 TSK)というソフトキーボード。

これは非常にいい。
まず、キーボードの大きさが可変である。キートップの文字が見えなくなるまで小さくできる。従ってNextTextで述べた二つの欠点は克服している。
添付したデスクトップ上のキーボードを比較すると、NextTextとTSKでは大きさがそれほど変わらないように見えるが、テンキーがついていてこの大きさである。ＱとＬキーを押すときのマウスの動く距離を考えて頂ければ差は歴然である。
もちろん全体の大きさをもっと小さくすることも可能。

更にキーボードの起動方法が優れている。
画面の上下左右にキーボードが隠れており、マウスが画面の端っこに触れたらキーボードがニョキッと出てくるという、ウインドウズのタスクバー方式。
もう一つは、通常時は透明な小さなボタンになっており、使用したくなったときにはその透明ボタンを押すことでキーボードが現れるという方法。
しかもこのTSKには入力位置に追従してキーボードを表示する位置を変更する機能があり、NextTextで発生していた、入力位置がキーボードで隠れるといった不愉快な状態には絶対にならない。

これはすばらしいソフトである。かゆいところに手が届くとはまさにこのソフトのことをいうのであろう。

ソフトキーボードを探す旅はこれで終わりにしよう。
次は外付けキーボードを探す旅に出よう。

TJ