日本に行ったときヨドバシで見つけたWiFi Finderを衝動買いした。
普段香港にいるときはどこに無線LANが使えるホットスポットがあるかなど基本的に知っていることもあり、必要に迫られたことはないのだが、たまに日本にいるとYahooBBなどのWiFiスポットがないだろうかと気になる。
ちょうどそんなときヨドバシで見かけたので衝動買いしてしまったというわけだ。因みに購入価格は三千円程度だったと思う。別のモノも一緒に買ったのではっきり覚えていない。スミマセン。
もう多くの人が使用感などを報告しているので、ご存じの方も多いと思うが、念のため。
まず本体に一個しかないボタンを押す。すると赤色のLEDが点滅する。これはWiFiを探しているモード。見つかるとグリーンに変わる。信号強度により2個か3個点滅するそうだ。周囲にWiFiがなければ赤色LEDが点滅し続ける。
本当はLEDの点滅の仕方に意味があるのかもしれないが、添付されている説明書には一切その手の記載はない。ちょっと不親切。
さて実際に使ってみる場合に、2つのシナリオを考えてみる。
シナリオ1 【オッケー編】
新宿西口ヨドバシ付近のドトールに入る。
ここにはヤフーが提供する無線サービスがあることは知っている。さて広い店内のどのあたりに座ろう?
おっと隅っこの席が空いた、まてよ!?あんな隅っこだと無線の谷間ということはないか?できれば信号強度の強いところに座りたい・・・などと考えながら何度かボタンを押すと条件のよいところに座れる・・・ハズである。
こういう用途にはオッケーである。
シナリオ2 【NG編】
街角で、あるいは初めて立ち寄るコーヒーショップで。クライアントが急ぎのメールを送ったとのこと、急いでメールにアクセスしなければ!!
さてここにはホットスポットがあるだろうか?と思い立ち、おもむろにWiFi Finderのボタンを押す。おおっ緑のランプが点滅している。地獄に仏とはこのことだ!といいながら、ノートPCを立ち上げる。しかしそれはWEPキーが設定された、わたしの入れないアクセスポイントだった。これでは何のためにWiFi Finderで確認したんだかわからない。完全なNGパターンである。
つまりこの製品の問題は、WEPキーの有無までは確認できないということだ。以前はWEPキーを設定していないアクセスポイントがちまたに溢れていたが、最近は雑誌やウェブにWEPを設定しよう!とかかれることが多く、WEP無しというアクセスポイントが減ってきている。ボヘミアン・モバイラー受難の時代といえよう。
これでは、砂漠にオアシス状態でノートPC を開いたのにもかかわらず、ソッコーでしまいこみ、別のオアシスを探す羽目になる。モバイラー必須のアイテムとまではいかない。
そこでザウルスユーザの間では結構定番アイテム化しているKismetというソフトをザウルスにインストールしてみた。
海外産のソフトのためマニュアルが英語ということであまり読む気がしない。まずは手探りで設定してみよう。
最初の画面にSchemeというのがあり、Sharp3x-prism2 というのにしたらなんかうまく動いたようである。因みにわたしが使っている無線LANアダプターは定番といえるPCIのGW-CF11H である。なんと初期不良のために香港ー日本間を2往復したという超親不孝カードである。(送料が購入費用を上回っている。)
さてスクリーンキャプチャーのように設定した状態から、画面下部にある[Restart]ボタンを押す。
すると数秒してから次の画面にあるようなスクリーンに切り替わる。
これがつまりわたしの周辺を飛び回っている2.4GHZの電波である。予想していたより多いのに驚く。たしか社内には3台あるのは知っていたのだが・・・・
近所のオフィスから漏れてきているのだろうか?
更に見えているESSIDにタッチすると詳細が見える。
面白いことに、ここで表示されているESSIDが、バイオUなど、一般のPCでは表示されない。これってステルスモードってことなんでしょうか?
いろいろと不明な点はあるが、それでもWEPキーの有無がわかるのは大きなメリットである。
しかしながら、この中に表示されたWEPが設定されていないアクセスポイントにアクセスを試みるが失敗に終わった。
ってことはKismit+ザウルスは、Kensingtonよりはちょっとイイ程度ってことですね。
これに更に辞書攻撃してWEPを解読するモードがあればいいわけですね。ってここまでくると犯罪なのであきらめましょう。
わたしは自宅のアクセスポイントにはWEPキーを設定していない。(出張先のホテルに持ち込む小型アクセスポイントも同様である。) 近所の誰かが使ってくれてもいいと思っているからである。だって自分が使っているブロードバンドがダウンしたときに、もしもそこに使えるアクセスポイントがあったら!こんないいことはないですよね。ブロードバンド互助会を作りたいと思う今日この頃でした。
更にいえば、マックユーザはランデブーでご近所の方とiTunesを共有するのもいいですよね。新たな近所づきあいが始まるかもしれません。
TJ
WEPの設定だけでなく、アクセスポイントに接続できる機器をMACアドレスで制限することが多いと思います。私自身、自宅も職場もWEPとMACアドレス制限を併用しています。互助精神には欠けますが、勝手に使って欲しくないという考えが優先してしまいます…。
SAITO様
コメントありがとうございます。
確かにWEPだけでは堅いとはいえませんから、MACアドレスで守るというのは当然の流れなんでしょうね。そこにあるけれども入れない。だからこそまれに存在するWEPもMACアドレス制限もないアクセスポイントはオアシスのようにありがたく感じられるのでしょうね。
実は昨日、香港の六本木と呼ばれるランカイフォンの屋上ピザやで飯会をしたのですが、試しにKISMETで探したらなんと3個ほどのWEPなしネットワークが見つかり見事アクセスできました。なんかとってもハッピーに感じた夜でした。
TJ
自ら好き好んで野良無線LANスポットを開放するなんて信じられません。
貴方のご近所のことは知りませんが、世の中、足がつかないネット接続を求めている犯罪者はごまんといるでしょう。
そのアクセスポイントが、不正アクセスの踏み台として使われたとして、それも貴方の言う「新たな近所付き合い」ですか?
上記の野良無線LANスポット云々は、本筋から外れた意見と思います。包丁で殺人が起こったので、包丁の販売を規制しようというのと同じように無意味ではないでしょうか。
参考にさせて頂きインストールに挑戦してみました。
かな~~~~り悩みに悩んでやっと動くように
なりましたが、単にroot権限をチェックしていない
だけと言うお粗末な・・・ はぅ
バージョンはKismet 2.8.1 Kismet-QT 2.0です。
無線LANネットワークとは何か
ブロードバンドにつながった無線LANのアクセスポイント(AP)は、たくさんの家庭に普及し続けています。APのアクセス範囲は、場合によっては半径数十メートルをカバーします。意図的かどうかは別にして、これらAPには、外部者のアクセスを制限していないものもた…
がくじ@天津と申します
私も自宅は「野良無線LAN」です。
これも自己責任です。
オフィスはテナントビルということもありmac制限してます、でも開発区の会社とか工場は、敷地も広いので「野良無線LAN」状態です。
でもキチンと周囲意をウロウロして電界調査はしました。
メーカーの工場で来客も少ないですし、要は管理工数との兼ねあいです。
私は野良Wifi利用派の一人です。
WiFi Finderの情報を探していて、このBlogに突き当たりました。
東京も最近はオープンなWifiが少なくなり、電源とWifiの両方を利用できる一部のマクドナルドが第2のオフィスと化しています。
地方では役所関係のオープンなWifiを使える事が多いのですが、接続すると必ず誰かが巡回に来ます。(www
きっと、どこかで監視してるんでしょうねぇ…。
そうそう、ノートPCの無線LAN機能をOffにし忘れると、PCが勝手に近所の電波を拾ってしまいます。
家の近所に“野良無線LAN”状態のWifiがあるのですが、私のPCが自動的に接続動作に入るとWifiの電波状態が急に弱くなったり、消えたります。
きっと慌てて電源切ったり、ボリュームを絞ったりしてるんでしょうねぇ…。
emanonさん
Yahooが提供していたサービスも秋には有料になると聞きました。
いつも無料で使わせてもらっていたのですが、今後日本に行ったときはどうしようかなぁ?
emanonさん
Yahooが提供していたサービスも秋には有料になると聞きました。
いつも無料で使わせてもらっていたのですが、今後日本に行ったときはどうしようかなぁ?
kismetでの設定を探していてたどり着きました。
ザウルス760、p-in2PWLの無線LAN部分を使って
接続したいのですが、どのバージョンの組み合わせ、
また、LANカードの設定はどうすればいいのですか?もしくはp-inの2PWLカードではアウト!とか?
どなたか教えてください。
carisoprodul