100個レザー 第三弾はRhodia Jotter

報告者:TJ

恐る恐る出した前回のiPhone4用ケースは予想を超える高評価を頂き感謝感謝の毎日である。
しかしここで休んでいるヒマはない。実は作りたいモノ・リストには10点ほどのアイデアがある。

第二弾はRhodiaポケットでいま何回目かの試作中である。
以前 このブログで紹介したのをご覧いただいた方もおられると思う。

ロディア(メモ帳)の収納ケースを考える

このRhodiaポケットについては、ブッテーロを使うということがひとつの魅力になると思うが、それ以外にも
カバンに入れるときにもメモ本体が開かない
・カバンにぶら下げることが可能なストラップホールを用意
・メモを書くときにはRhodia本体だけを持つのでコンパクト
という感じで進めている。
これが第二弾、Rhodia全体を包み込むようなタイプである。今回ももったいなのでブッテーロ以外での試作(苦笑)

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更に 第三弾は連投になってしまうが Rhodiaメモをもっと使いやすくするツールである。
当然試作だが 2度目の試作で ほぼ思ったモノが出来上がったので、後は ほんの少し修正を加えて量産することにした。

ただ工場が混んでいるので、完成には一ヶ月以上かかるとのこと。
興味のある方は それまで待って頂ければと思う。

第三弾タイプの説明をすると、タイトルにあるように、RhodiaをJotter風に使えるようにした。
Rhodiaの厚紙部分を本体のポケット部分に挿入することで本体とRhodiaを固定する。

左がポケットに挿したところ。右の写真は裏面の書き終わったメモを保存するポケット。

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ターゲットはRhodiaを普段からガンガンお使いの方

使用イメージは 短めのペンと一緒にこのJotterを胸ポケットに入れておき、メモが必要になったらさっと取り出してすぐにメモが書けるようなスタイル。

普段iPhoneをお使いの方でも、「いまはiPhoneじゃなくて 紙とペン」という瞬間があるはず。
そういったニーズに応えるツールになればいいなと。

使用する革については慎重に選んだ。
香港の革問屋を5軒 回って最終的にイタリア産の革を選んだ。
選択のポイントは、革の質感が顔料によって損なわれたりしていない自然な革の風合いが感じられる革ということ。

結果として非常に柔らかくて優しい色合いの革をチョイスできた。
柔らかくてオリジナルの革の風合いが感じられると云うことは、逆を云えば革が傷つきやすいともいえる。
しかし今回のRhodia Jotterについては、革に刻まれた傷やシワ、色染みがメモをとっていたときの記憶を蘇らせるような、そんなモノにしたかったので敢えてこの素材を選んだ。

また当然だが合皮ではないので、シワや色ムラ、傷などは最初からあることを覚悟して頂くことになる。
厳選した部分を選んでいるが決してゼロには出来ない、むしろそのことが自然な革であると云うことを楽しめる方にお使い頂ければと思う。

メモと一緒に持つ場合

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表紙部分を裏側ポケットに折り込んで、常に臨戦態勢にする場合

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この栞のアイデアはindigoblueさんから頂きました。
indigoblueさんはRhodiaを切らさないように常に在庫を自宅に持つと云うほどのロディアマニア。
私は書いたメモはピッと切ってしまうのですが、indigoblueさんは切らずに使い続けるとのことで、使うところがパッと判るように栞が欲しいということで、このアイデアを頂戴しました。
改めて ありがとうございます。

左が栞を使ったイメージ。右は書き終わったメモを切り取って裏側のポケットに収納したところ。

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もう一つどうしてもむき出しで収納することになるので、Rhodiaが開いてしまわないようにゴムバンドを取り付け。
これであればカバンに入れたときなども中で広がってぐしゃぐしゃということもないはず。  

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胸ポケットに入れていつでもメモ出来るように
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ということでRhodia関連が2種類 続くことになりそうなのが気になるが、亀の歩みで進んでいますので温かく見守って下さい。

コメント

  1. indigoblue より:

    おおおおお!これは素晴らしい!
    とっても楽しみにしています!

  2. TJ より:

    是非是非 楽しみにしていて下さい〜
    indigoblueさんのアイデアが詰まってますので!

  3. Kei より:

    香港に在住の者です
    素晴らしい革製品を色々とお作りになっていますね。作品をみて自分でも作ってみたいと思うのですが
    差し支えなければ、この革製品の作成を依頼されているお店をお教えねがえますでしょうか?

  4. RHODIA Jotter より:

    RHODIA Jotter?#65533;>≧匱諠

  5. TJ より:

    Keiさん
    コメント ありがとうございます。
    いま作っているのはお店ではなくて、中国の東莞・石龍にある工場なんです。
    基本的な流れとしては、私が簡単な図面や使いたい素材を用意して制作を先方にお願いしています。
    革素材はチムシャーツイの山林道、油麻地に幾つかある革屋さんにいって交渉してそれなりにまとまった数量を購入します。
    装飾に使う部品はシャムスイポーにある問屋街で見付けています。
    1個だけというのはなかなか難しいと思いますが、もし100個以上と云うことで構わなければご紹介しますよ。

  6. Kei より:

    TJさん
    そうですか、100個では少し難しいですね。おっしゃられている香港の革屋など覗いてみようかと思います。

  7. TJ より:

    Keiさん
    やっぱり自分の思い通りのモノって作ってみたいですよね。
    既製品だと何か足らなかったり余分なものがあったり。
    わたしもそれが嵩じて「100個レザー」と云いながら作ってるわけですが(笑)

    何かお手伝いできることがあればまた連絡下さい。
    #革屋さんは山林道で見る方が良いと思います。Nathan Roadから遠い方にあります。
    #今回のRodia Jotterに使う革はNathan Roadを背にして道の右側 Leatonという店で調達しました。

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