日本はモバイル地獄?

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以前Slingboxを購入いい気になってみせびらかしVodafoneに大金をとられたみっともない話は報告した。 それで日本で費用を気にしないでモバイル接続が出来ないものか日々悩んでいる。同じBlogでも書いたが隊員は毎月2,100円を払いSo-netがやっているBitwarpというPHSの定額サービスに加入している。機器認証プログラムがインストールされているPDAからだと2,100円で使い放題である。今回日本に行くにあたりGenio830WにこのCFタイプのカードを挿して使ってみた。Zaurusで使用していた時は速度を気にしなければそこそこ使えたがGenio830Wで使ったら二度と使う気になれなかった。明らかにZaurusの時より速度が遅いし何より一度接続を設定しても不思議な事に無線LANへ乗り換えた後に再度接続しようとしたら保存したはずのBitwarpの設定が影も形も無くなってしまう。何度やっても同じ、Genio830Wとの組み合わせの問題だとは思ったが、頭に来て即So-netのキャンセル手続きをしてしまった。

では日本に来たらどうしよう?W-ZERO3ESでも買うかと出かけた。ウィルコムのサイトを見てもちっとも分らない料金プランを店員に説明してもらった。基本料金にデータ通信パックなる物が追加になり最大でも確か7千数百円かで通信出来るとの事。ところがPCで使用するとこれが1万円近くになってしまう。香港でもこの程度の通信料金は何の躊躇もなく払っている。しかしだ、たかが毎月4日程度の日本滞在に1万円も払う、それもたかだか128Kの帯域にだ、となるといくら頭の悪い隊員でも考えてしまった。結果購入を断念。携帯キャリアのデータ通信プランはのきなみPCでの利用となると法外である。

1万円も払うなら最近日本でも始まったHSDAP対応のドコモなりSoftbankのカードを購入してサービスに加入した方が良い。HTCのTyTNもドコモからもSoftbankからも個人向けに発売になる。これらの料金プランも結局1万円コースとなってしまうしドコモ、Softbank両社とも無制限では無い。たかだか4日間でそんなに使うのかって?Slingboxを見ていたらあっと言うまである。

隊員の得た結論は「日本はモバイル地獄」という事だ。SIMロックやら訳の分らない料金プランやらで、日本のモバイラーが気の毒になってしまう。日本の場合は世界に冠たる技術力があるので何事も独自の方式で先走ってしまうのですね、I-Modeもそうだった。世界に先駆けて携帯電話からのインターネットへの接続を実現してしまった。森元首相が沖縄サミット(だったっけ?)で自慢しまくっていたのが記憶にある。ところがそれが世界標準とならず後発が世界標準となってしまい気が付けば日本の特殊性だけが光っちゃう。確かに日本でのみ生活していると携帯電話で出来るサービスが目白押し、特に宅急便のサービスなんてすごいと思う、でしごく便利だし不満は無いであろう。日本を出なければの話で。

それで隊員だが、やっと日本ではどうするか決められた。それはTyTNなりNokiaE61には日本のSoftbankのSIMを入れPushメールだけに利用する。極力無線LANスポットを探し最大限利用する。Slingboxは無線LAN以外使用禁止!TVを見たい時は既に持っているSoftbankのワンセグ携帯を利用する。これで日本では平和なモバイル人生をおくれることであろう。

こんな至極あたりまえの事に何で前から気が付かなかったのか?ただで世の中乗り切ろうなんてそんな虫の良い!何事も授業料が必要なのだ!

コメント

  1. design650 より:

    久しぶりに日本に戻り同じ事を痛感しました。
    シンガポールに比べるとフリースポットも少ないので
    ロケーションフリー、Slingboxの確認をするのが困難でした。
    ちなみに今回は諦めました。
    またこれからも面白い情報をお願い致します。

  2. YKK より:

    コメントありがとうございます。
    行き着くところ日本は異常に携帯電話が独自の姿で発展したという事でしょう。各キャリアもパケット定額を提供してるし、、、ただね、、、この定額、携帯電話経由のアクセスそれもキャリアご推薦のサイトしか適用されない。それ以外はやはり「地獄」ですな。

  3. えの より:

    たまにしか日本に居ない場合はこれが適しています。
    「bモバイル・アワーズ」
    http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/stapa/30487.html

  4. えの より:

    蛇足ながら、たまにしか日本に居ない場合携帯電話については
    http://mb.softbank.jp/mb/prepaid/about/term.html
    最低年一回3000円チャージで維持できます。帰国するたび3000円チャージすれば発信できます。

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