報告者: YKK
PDAに全く興味を失った隊員だが、UMPCは買いまくっている。
まずさんざんけちを付け迷った結果2ヶ月ほど前に OQOを買ってしまった、01+モデルである。その後UMPCが発売され、日本で Smart Caddie も購入、そしてついに発売と同時に VaioU である。SonyStyleでCPUも最速、30GBのHDD、英語キーボード仕様だ。
Smart Caddieは日本の実家で一日遊んで香港に持ち帰り即バスターに引き取ってもらった。OQOと比較するとその大きさ、重さ、分かってはいたがキーボードが無いという事でいっぺんに興味を失った。なにやらバスターも転売を考えているらしい。
そこでVaioU、既に色々とReview記事が出ているが、OQOとの比較をしてみたい。
キーボードを開けた上体では
横から見ると
サイズに関しては一目瞭然でOQOの方が小さい。SONY自身が言っているようにVaioUはあくまでIntelプロセッサーでWindowsXPが動く世界最小のPCであり、WindowsXPが動く世界最小のPCはOQO(CPUはTransmeta Crusoe)なのである。HDDのサイズも同じ30GBでメモリーも両者512MBである。LCD画面のサイズは写真でもわかるようにOQOの方が大きい。
しかし厚さはずいぶんと違う、VaioUの方が50%近く厚い。ところが重さは両者とも約500Gで同じような重さである。容積がこれだけ違うのに重さが変わらないのはOQOが放熱板をかねて筐体が金属、VaioUの方はプラスティックで内部にファンを内臓し強制的に排気をしている。両者の筐体の材質の差かと思う。
放熱板を兼ねているのでOQOの方は長時間手で持っていると不快になるほどかなりボディーが熱くなる。冬の間、暖房が無い華南地方では丁度良いハンドウォーマーとはなる。VaioUの方はファンで強制排気しているのでボディーはそれほど熱くはならない。
OQOとVaioUを比べた場合、VaioUがOQOに最も勝っているのはWindowsの起動時間で最も劣っているのはキーボードである。VaioUはハイバネーション状態から起動すると15秒以内で使用可能となり、おそいPDAのような感じ。OQOは30秒以上かかる。
ところがキーボードとなるとこれはもうVaioUは最悪である。キーストロークがほとんど無く押したのか押さないのか分からない。爪をのばして爪の先で押す以外には無い。VaioU専用の付け爪なんてのがそのうち発売されるかも。OQOのキーボードはストロークも必要十分にあり指のはらで十分押せる。
そこでどうしてもBluetooth外部のキーボードを使うようになるのだが、その場合どうしてもVaioU本体を立てて使うようになる。長時間作業をする場合はACアダプター使用となるのだが、その場合VaioUのアダプターのプラグの位置がボトムにあり立てた状態で使用出来ない。ドッキングステーションを使えということだろうが、あんな大きい物を日頃持ち歩きはしない。
OQOの方もACアダプター及びIO端子はボディー下部にあるのだが、こちらは画面を180度回転出来る。VaioUと違い完全な四角ボディーと相まっていかにもスマートである。外部キーボードを使用する場合も画面を180度回転させればちゃんと立てて使える。
上記に書いたようにこのVaioUはSonyStyleで購入した。その最大の理由は英語キーボードを選択できるからだった。隊員は日本語キーボードは死んでも使わない。その存在自体が犯罪だと思っている。キーの数が多い、キーマッピングが違う、エンターキーが小さい等の理由はあるが、最大の理由は右シフトキーの大きさと位置である。正式に英文タイプの訓練を受けた人なら分かると思うが、日本語キーボードで大小文字の混在する英文の文書をブラインドタッチで打てる人がいたらその人の右手小指の長さは隊員の倍はあるのであろう。
話をVaioUの英語キーボードに戻すとキーボード自体は英語の配列にはなっているがドライバーが日本語キーボードのままだったのだ。自分で変えろと言うことだろうが、ちょっとひどいのと違う?
バッテリーのもちだが、スペック上はどうであれ無線LAN、Bluetoothを使った状態でインターネットにアクセスして使い続けるとVaioUで安心して使える時間は約1時間半強、それ以降はACアダプターを探すこととなる。OQOは同じ状況でその時間が約1時間である。
それにこれはVaioUだけではなく日本のメーカーPC一般に共通することだが、スタートボタンを押して全てのプログラムを開けると画面一杯に広がってしまうほどさまざまなソフトウェアがプリインストールされている。それに比較するとOQOの方はいたってシンプルで必要最低限のものしかプリインストールされていない。隊員は必要最低限のものだけで十分。隊員がノートPCはThinkPad以外は買わないのもそれが理由の一つである。
LCD画面だが、物理的サイズはOQOの方が大きいのに解像度となるとOQOが800X480、VaioUは 1024X600なので文字が非常に小さい。老眼の隊員にはほとんど見えない。それでも隊員は解像度を落とそうとは考えない。解像度は高いほど良いのである。ではどうする?虫眼鏡を片手に持って見ているのである。現在拡大鏡バイザーを物色中である。そのうちどこかのサイトに隊員が拡大鏡を頭に付けてVaioUをいじくっている写真が載るかも。
そこで今後どうする?どちらを使うのだ?高級感、レア感、サイズは絶対OQOである。しかしたぶん隊員はVaioUを持って歩くと思う。最大の理由は起動時間とバッテリーでの駆動時間。それにやはりほぼXGAの解像度である。隊員の場合PDAに興味を失った最大の理由に仕事に使えないという事がある。外部でネットに接続してVPNでクライアントのネットワークに接続したり、プログラムを書いたりしなくてはならない。なによりSQLサーバーなりオラクルが動かなくてはならないのだ。隊員もJasJarを最後にたくさんのPDAを所有している。電話はあくまで電話だし、メールはBlackBerryに勝るものなし、WEBも画面が小さい、などなどで全くPDAなりの出番がない。
PCとPDAと両方持たなくてはならないなら両方の役割をある程度まで果たしてくれるUMPCを使う。隊員のOQOもVaioUもちゃんとSQLサーバーがインストールされている。プログラムを書く場合XGAの解像度に合わせて画面を設計する場合が多い。そこで幅がXGAと同じ1024の解像度のVaioUに軍配が上がるのである。
あっ、それとCFスロットがあるのも大きい。無線LANが無くても色々な通信手段がCFスロットがあれば使えるのだ。それにやっとVaioUもBluetoothを搭載してくれたし、WiFiもVaioUはGだしOQOはBである。
最後にACアダプターのサイズの比較
近い将来HDDの代わりにシリコンメモリーを使用したモデルが出るそうだが、起動時間が数秒でも短くなりバッテリー駆動時間も延びるならたぶん迷わず買うのだろう。それより隊員のようにパソコン1世代より前の人間で地震でハードディスクがクラッシュしたような経験がある人間ならハードディスクが無いというだけで持って歩く上でものすごく安心感があるのだ。
追記:
スタイラスだが、ClieTH55と同一だった。何となくVaioUには合わないと思うが、これもコストダウンの一環だろう。
[Micro PC] 亜洲モバイル人柱隊,最小PC?
OQO +1とVAIO Uの英語キーボードモデルをくわしく比較しています。ハードウェア的に魅力があるのはOQOだそうですが,バッテリ駆動時間の違いと駆動時間でVAIO Uを使うそうです。 http://blog.hkisl.net/am/archives/000298.html
いつも拝見させていただいております。
本文とはあまり関係ないのですが、GT40のWallPaperに反応していまいました。赤も結構いいですよね。
tomtom5さん、
コメントありがとうございます。
実は密かに購入計画が、、、、、、、
なんて言っても1968年に一度ドライブしてから
のドリームカーです。
キーボードはなれれば大丈夫のようなことをどこかで
読みましたが、そんなに駄目ですか?
コメントありがとうございます。
日本語キーボードは慣れの問題ではありません。
ご自身で日本語キーボードに両手を置いて
例えば左手で打つアルファベット A, T, E とかの
大文字を打って見て下さい。右手の小指が右の
Shiftキーに届きますか?普通の長さの小指の人
ならかなり無理をしないと届かないと思います。
ちゃんとブラインドタッチタイピングの訓練を
受けた人なら耐えられません!一本指で打つ人なら
関係ありませんがね。
ごめんなさい、、、
コメントを勘違いしていました。VaioUのキーボードのことですね!うーん、個人差はあるかと思いますが。慣れる前に使用を止めますね。同じような機構の多機種のスライド式キーボードと比較しても最悪でしょう。
確かにキーボードが最悪で、私の場合は上部にシートを貼ったりして小細工しながら使っています。
SONY愛好家でも許せないキーボード。ハードを分解して、キーボードを抑えているパネル自体を薄くするしかなさそうです。あぁ、面倒。でもやるしか。
VaioUのインプレッション:
1.一見重そうですが見た目よりは軽く、ただ単に画面を見るために両手で持った感じは良かったです。(大きさ&重さからして、映像を見る場合は、こんな感じになるのでしょうか…)
2.皆様がご指摘のとおりキーのタッチは、「「キーというものを押している感じ」はしませんでした。同じソニーでも、Clie UX-50の方がキータッチはベターと思いました。
3.タイピングでもう一つ気になったのは、持ったときのバランスです。ブラックベリーでもUX-50でもそうですが、この手のタイプは、両手のひらを合わせるようにしてガッチリホールドし、さらに両方の人差し指を鉤のように曲げて、ここに本体の背面を密着させて、両手の親指でもって、ダッダッダッダッダーと打つのが基本かと思います。本体が結構厚いのと、キーがかなり横に広がっているのと、スクリーンをあげた時に重心がさらに上のほうに移動するので、掌の上での座りが悪く感じます。ここはやはり内蔵ブルーツースの力を借り、外付けに頼るのがベストですか!
でも起動は早いし、解像度は高いし、いろいろなことが出来るのでいいですね!
kAbajyUさん、
コメントありがとうございます。
私の場合は既に使用自体をあきらめました。ちょっとだけなら手書きとかで切り抜け、ちょっと長めならもっぱらBluetoothキーボードです。
bluetooth.leeさん、
まいど、要はVaioUというよりUMPCをPCとして使用するかPDAの延長として考えるかでしょう。勿論ユーザーにより色々と考えがあるでしょうが、私の場合はPCとしての使用を考えてます。GPSとかであればPDAで良い訳で。
ところがです。全く矛盾してるというか、あいつ馬鹿かと言われる、、、バッグの中身は
VaioU本体
Bluetoothキーボード
Bluetoothマウス
ヘッドルーペ(拡大鏡)
などなど、、、
それなら容積も重量も軽めのPCと変わらない!!!!
OQOって意外とでかいんですねぇ。
最小PC?[亜州モバイル人柱隊] http://blog.hkisl.net/a…