再フォーマットでBoot Camp

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報告者:TJ

既に各所で報告されている通り、アップルからBoot CampというWindowsXPをマックでブート可能にするアプリが発表された。

有志によって開発されたXOM(XPonMAC)を使っていた私としては感謝感激雨アラレだ。これまでの有志版では各種ドライバーがまだ十分にそろっておらずWindowsを使いこなすレベルには至ってなかったのだ。私はゲームをしないのだが、先日買ったパナソニックのSDムービーカメラ(SDR-S100に付属の編集ソフトがATIグラフィックドライバーがない状態では動作しなかったのがイタイ。

Boot CampではMac用のドライバーが添付されているとのこと、入れるしかないと判断。しかし問題は有志版で作った環境がどこまで流用できるかだが、ここのフォーラムをみる限り再フォーマットでクリアインストールするしかないとの結論に至った。

せっかく構築した環境を泣く泣くフォーマット。OSXを入れ直した。

OSXをインストール後、まずはシステム環境設定からソフトウエアアップデートを実施。次にファームウエアのアップデートをする。

ピクチャ 17

この画面の後、3項目に書いてある「電源ボタンが点滅するまで、MacBookProの電源ボタンを押し続ける」という部分は、実際には『電源ボタンが点滅する』のではなく、液晶部を開閉するときのスイッチ部分についているLEDが高速に点滅するまで押し続けるという意味である。単に点滅するのではないことに注意。超高速で点滅しビープ音が鳴るのでそれまで押す必要がある。

まあしかし、私も最初失敗したのであるが、失敗しても上の画面がもう一度よみがえってくるだけなので心配する必要はない。

ファームの更新は以下のような画面で進む

Imga0364

次にBoot Campのインストールであるが、プログラムをダブルクリックして以下の画面から指示に従う。

ピクチャ 20

まずは待望のMac用各種ドライバーCDを作成する。

ヒ??クチャ 22-1

ブランクCDを一枚用意しておく。で「ディスクを作成」を押せばOK

ピクチャ 24

で次にインストールが始まる。これまた次の画面が表示されるまでは何も考える必要はない。

ピクチャ 26

ここが思案のしどころ。Macに何GB使いWinに何GB使うかを決める重要ポイント。

ちなみに私にとってWinはあくまでも最新デバイス検証用と上記のパナソニック・ムービーカメラが動作すればいいだけなので下のように15GBをWin用に割り当てることにした。Win導入後にパーティションのサイズが変更できるかやってみたが変更できそうにないので、慎重に決めるべし!(ただしWinパーティションを消去はできる)

ピクチャ 27

ここで「パーティション作成」を押すとあっという間にパーティションを作成してくれる。

ピクチャ 28

これでBoot Campのインストールは完了。

次にWindowsのインストール。

前回の有志版XOMの時もWindowsXPのSP2が必要ということだったが、SP2を持っていなかったので、次の手順で作ったCDでもBoot Campで導入できた。SP2がないからということであきらめる必要はない。ただしこれはWindows環境が必要なので注意!!

1. nLiteというアプリをここからダウンロードする。 http://www.nliteos.com/download.html

2. あわせてMSサイトからWindowsXPのSP2をダウンロードする。

3. WindowsXPのSP1のすべてをハードディスクにコピーする。

4. nLite を起動しダウンロードしたSP2部分と上でコピーしたSP1部分をあわせる。

 http://www.nliteos.com/guide/

5. これでSP2相当のCDが完成。

次にBoot可能なWindowsXPのCDを入れろといわれるので、上で作成したSP2のCDを挿入する。

再起動するとWindowsのインストールスクリーンが始まる。

Imga0367

ここでは先ほど作成した15GB相当のCドライブを選択する。

Imga0368

フォーマットはFATがいいと思う。FATにしておけば、OSXからWindowsXP側が読み書きできるからだ。

インストールが終了すれば、Windowsが起動できるようになる。しかしここまでなら有志版XOMとかわらない。

ここで一番最初に作成したマック用ドライバーをインストールするのだ。

これで以下のように待望のATIグラフィックドライバーが作動する。感激の一瞬である。

Imga0375

ここまでくれば、もうほぼ完璧なWindowsXPといってもいいのではないだろうか。

もちろん当初の目的であったパナソニックのムービーカメラ用アプリもしっかりと動いた。

細かいことはまた明日にでも。

*追記

大事なことを忘れていたがMacBookProでマウスを装着せずにトラックパッドのみで使用する場合は、Windows内で右クリックを使えるようにコレの導入をオススメする。

コメント

  1. kirin より:

    こちらも興味津々ですね。

    http://www.parallels.com/en/products/workstation/mac/

  2. TJ より:

    kirinさま
    おお!!これぞ待望のVirtualPC!!ではないですかぁ~
    早速試してみましょう。乞うご期待!

  3. masaboo より:

    どもです!昨夜お仲間入りしました~~~~ぁ。早速入れましたが、ドライバーがうまく入らず泣く泣く再度インストール!しかし、うまく入らずインストールがループしっぱなし!!ということでMBP初期化して朝時過ぎを迎えてしまいました。もしかしたらちょっとゴニョッているVL版なのでだめだったのかも?
    今日の夜もやってみよ~~~

  4. TJ より:

    私はkirinさんがコメントで教えてくれたparallelsのバーチャルPCライクなソフトを試してみます。いまインストール中ですが、何とかインスコは完了しそうです。

  5. kom より:

    ソソられますね~~^_^;)。
    Winパーティションのフォーマットが悩ましいですね。
    FATだと4GBの壁があるし、NTFSだとMacOS Xにマウントできないし。
    っていうか、そろそろNTFSのマウントくらいサポートしてよ……。 > Apple

  6. TJ より:

    komさま
    そうですね、β版が製品版になる頃にはNTFSをサポートしてくれるのではないでしょうか。
    でもまあFAT32であれば4GBの壁は超えられます。とりあえずはFATでいきましょう!幸せになれますよ~

  7. Hiro より:

    TJさん

    お久しぶりです。

    Intel mac のBoot Campですが、MacのファイルWindowsのファイルはどのように共用できるのでしょうか?

    次のOS XのバージョンのMac Book Proが出たらほしいなぁ~って考えています。

  8. TJ より:

    Hiroさん
    お久しぶりです。
    ファイル共有ですが、まずWindowsをインストールするときに選択できるHDDのフォーマットをFATとすれば、MACを使用中には、Windows側のHDDの中身をMACから読み書き出来ます。ただしWindows使用中にはMac側のHDDはみることも出来ません。
    次のMacからは標準機能としてデュアルブートできるそうですので、いいかもしれませんね。

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