Three Stoogies

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既にこのコラムでバスター、TJ隊員が書いているように香港の「Three Stoogies」と自他共に認める我々がそろい踏みで Treo600 を購入してしまった。実はそれには裏があり、このほぼ1年間というもの我々「Three Stoogies」は顔を合わせると「Treo600見た?」「いや、見てない」とお互い挨拶代わりに言い合っていたのだった。

そこで思い切って友人に頼まれた「仕事」を口実にシンガポールにTreo600を購入しに行く計画を立てた。この計画をこっそりTJ隊員にうちあけたら5分後には香港中でその話題でもちきりになってしまった。その後どうやら香港でやっとTreo600が売り出されるらしいとの情報もあったが友人にも約束してしまった手前、今更シンガポール行きもキャンセル出来なくなっていた。そうこうしているうちシンガポールへ行く前々日の夕方、TJ隊員より電話があり今からTreo600を買いに行くのでどうするとの事、勿論迷わず「行くぅー」。これがそろい踏みの真相である。

急遽色々と設定やらPalmの定番ソフトをインストールするなりして「Treo600を買いに行く」ツアーから「Treo600を持って行く」ツアーに変更になったシンガポールへ3泊4日で出かけたのだった。当然興味は「どちらが安い」に移り、色々なショップで調べまくった結果、若干シンガポールが安いショップもあったが、ほぼ同じ価格という事が分かった。それで未だ香港では売っていないであろう「保護フィルム」と「USB充電シンクケーブル」を購入してきた。Treo600に付属するUSB充電シンクケーブルは充電器が別な為にかなり大掛かりなケーブルなので、これだけでもはるばるシンガポールまで来た甲斐があったと一人で納得したしだい。

勿論シンガポールでもGSM、GPRSローミング接続はまったく問題無く利用できたし、あまりにも簡単に全ての機能があたりまえに使えてしまい隊員としては、バスター、TJ隊員が既に色々と書き込んだ事を別にしても、わざわざ人柱隊に書く事が無くなってしまった。俗に言うスマートフォンと言われる物は人柱隊にも書いた O2XDAとその後失望のあまり書く気にもならなかったマイクロソフトの Smartphone 2002を組み込んだ Qtek7070 と今回の Treo600と3台を所有しているが、やはりTreo600がベストだ。O2XDAもそれなりに便利に使用して来たが、その大きさ重さがTreo600に比較して格段に劣る、Treo600がちっとも香港で販売されないのでいっそ後継機種のXDA2を買ってしまおうかと何度思ったかしれないが、やはり待ったかいがあったと言うもの。

日本では携帯電話が限りなくPDA化してしまっているので、Treo600なりが日本仕様で発売されるという事はまず絶対ありえないと思うが、海外ではやはりPDAと携帯電話の融合という図式は今後も進むと思われる。何と言っても電話をかけるという事に関してはPCとシンクできるXDAなりTreo600の独壇場だ。シンクしたPCのOutlook上の連絡帳から選択してボタンを押すだけで電話がかかってしまう。インターネットメールを受信するのもその容易さでXDAなりTreo600の右に出る物は無い。隊員もそうだがほとんどのユーザーはメールをPDAなりで読むだけで急ぎの返事が必要な時は電話をかけてしまうと思うが、どうしてもメールを送信しなくてはならないという時はやはりキーボードの有無が大きなファクターになるのでは。マイクロソフトのSmartphoneは2003バージョンでの日本語化の成功例は報告されているが隊員の所有する2002バージョンでは隊員も一部の日本語化には成功したがどうも問題があるらしいし、なによりこれもキーボードが無い。

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左よりO2XDA、QTEK7070、Treo600

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