亜洲モバイル人柱隊

ここでは香港在住・日本人3人がもてる技術と知識と資金をフルに投入し少しでも快適なモバイル環境構築を目指して日々奮闘する様を紹介する。

Archive for 6月, 2006

最小PC?

Posted by ykk on 14th 6月 2006

報告者: YKK

PDAに全く興味を失った隊員だが、UMPCは買いまくっている。

まずさんざんけちを付け迷った結果2ヶ月ほど前に OQOを買ってしまった、01+モデルである。その後UMPCが発売され、日本で Smart Caddie も購入、そしてついに発売と同時に VaioU である。SonyStyleでCPUも最速、30GBのHDD、英語キーボード仕様だ。

Smart Caddieは日本の実家で一日遊んで香港に持ち帰り即バスターに引き取ってもらった。OQOと比較するとその大きさ、重さ、分かってはいたがキーボードが無いという事でいっぺんに興味を失った。なにやらバスターも転売を考えているらしい。

そこでVaioU、既に色々とReview記事が出ているが、OQOとの比較をしてみたい。

P1000167_resize.JPG

キーボードを開けた上体では

P1000168_resize.JPG

横から見ると

P1000172_resize.JPG

サイズに関しては一目瞭然でOQOの方が小さい。SONY自身が言っているようにVaioUはあくまでIntelプロセッサーでWindowsXPが動く世界最小のPCであり、WindowsXPが動く世界最小のPCはOQO(CPUはTransmeta Crusoe)なのである。HDDのサイズも同じ30GBでメモリーも両者512MBである。LCD画面のサイズは写真でもわかるようにOQOの方が大きい。

しかし厚さはずいぶんと違う、VaioUの方が50%近く厚い。ところが重さは両者とも約500Gで同じような重さである。容積がこれだけ違うのに重さが変わらないのはOQOが放熱板をかねて筐体が金属、VaioUの方はプラスティックで内部にファンを内臓し強制的に排気をしている。両者の筐体の材質の差かと思う。

放熱板を兼ねているのでOQOの方は長時間手で持っていると不快になるほどかなりボディーが熱くなる。冬の間、暖房が無い華南地方では丁度良いハンドウォーマーとはなる。VaioUの方はファンで強制排気しているのでボディーはそれほど熱くはならない。

OQOとVaioUを比べた場合、VaioUがOQOに最も勝っているのはWindowsの起動時間で最も劣っているのはキーボードである。VaioUはハイバネーション状態から起動すると15秒以内で使用可能となり、おそいPDAのような感じ。OQOは30秒以上かかる。

ところがキーボードとなるとこれはもうVaioUは最悪である。キーストロークがほとんど無く押したのか押さないのか分からない。爪をのばして爪の先で押す以外には無い。VaioU専用の付け爪なんてのがそのうち発売されるかも。OQOのキーボードはストロークも必要十分にあり指のはらで十分押せる。

そこでどうしてもBluetooth外部のキーボードを使うようになるのだが、その場合どうしてもVaioU本体を立てて使うようになる。長時間作業をする場合はACアダプター使用となるのだが、その場合VaioUのアダプターのプラグの位置がボトムにあり立てた状態で使用出来ない。ドッキングステーションを使えということだろうが、あんな大きい物を日頃持ち歩きはしない。

P1000170_resize.JPG

OQOの方もACアダプター及びIO端子はボディー下部にあるのだが、こちらは画面を180度回転出来る。VaioUと違い完全な四角ボディーと相まっていかにもスマートである。外部キーボードを使用する場合も画面を180度回転させればちゃんと立てて使える。

P1000171_resize.JPG

上記に書いたようにこのVaioUはSonyStyleで購入した。その最大の理由は英語キーボードを選択できるからだった。隊員は日本語キーボードは死んでも使わない。その存在自体が犯罪だと思っている。キーの数が多い、キーマッピングが違う、エンターキーが小さい等の理由はあるが、最大の理由は右シフトキーの大きさと位置である。正式に英文タイプの訓練を受けた人なら分かると思うが、日本語キーボードで大小文字の混在する英文の文書をブラインドタッチで打てる人がいたらその人の右手小指の長さは隊員の倍はあるのであろう。

話をVaioUの英語キーボードに戻すとキーボード自体は英語の配列にはなっているがドライバーが日本語キーボードのままだったのだ。自分で変えろと言うことだろうが、ちょっとひどいのと違う?

バッテリーのもちだが、スペック上はどうであれ無線LAN、Bluetoothを使った状態でインターネットにアクセスして使い続けるとVaioUで安心して使える時間は約1時間半強、それ以降はACアダプターを探すこととなる。OQOは同じ状況でその時間が約1時間である。

それにこれはVaioUだけではなく日本のメーカーPC一般に共通することだが、スタートボタンを押して全てのプログラムを開けると画面一杯に広がってしまうほどさまざまなソフトウェアがプリインストールされている。それに比較するとOQOの方はいたってシンプルで必要最低限のものしかプリインストールされていない。隊員は必要最低限のものだけで十分。隊員がノートPCはThinkPad以外は買わないのもそれが理由の一つである。

LCD画面だが、物理的サイズはOQOの方が大きいのに解像度となるとOQOが800X480、VaioUは 1024X600なので文字が非常に小さい。老眼の隊員にはほとんど見えない。それでも隊員は解像度を落とそうとは考えない。解像度は高いほど良いのである。ではどうする?虫眼鏡を片手に持って見ているのである。現在拡大鏡バイザーを物色中である。そのうちどこかのサイトに隊員が拡大鏡を頭に付けてVaioUをいじくっている写真が載るかも。

そこで今後どうする?どちらを使うのだ?高級感、レア感、サイズは絶対OQOである。しかしたぶん隊員はVaioUを持って歩くと思う。最大の理由は起動時間とバッテリーでの駆動時間。それにやはりほぼXGAの解像度である。隊員の場合PDAに興味を失った最大の理由に仕事に使えないという事がある。外部でネットに接続してVPNでクライアントのネットワークに接続したり、プログラムを書いたりしなくてはならない。なによりSQLサーバーなりオラクルが動かなくてはならないのだ。隊員もJasJarを最後にたくさんのPDAを所有している。電話はあくまで電話だし、メールはBlackBerryに勝るものなし、WEBも画面が小さい、などなどで全くPDAなりの出番がない。

PCとPDAと両方持たなくてはならないなら両方の役割をある程度まで果たしてくれるUMPCを使う。隊員のOQOもVaioUもちゃんとSQLサーバーがインストールされている。プログラムを書く場合XGAの解像度に合わせて画面を設計する場合が多い。そこで幅がXGAと同じ1024の解像度のVaioUに軍配が上がるのである。

あっ、それとCFスロットがあるのも大きい。無線LANが無くても色々な通信手段がCFスロットがあれば使えるのだ。それにやっとVaioUもBluetoothを搭載してくれたし、WiFiもVaioUはGだしOQOはBである。

最後にACアダプターのサイズの比較

P1000174_resize.JPG

近い将来HDDの代わりにシリコンメモリーを使用したモデルが出るそうだが、起動時間が数秒でも短くなりバッテリー駆動時間も延びるならたぶん迷わず買うのだろう。それより隊員のようにパソコン1世代より前の人間で地震でハードディスクがクラッシュしたような経験がある人間ならハードディスクが無いというだけで持って歩く上でものすごく安心感があるのだ。

追記:
スタイラスだが、ClieTH55と同一だった。何となくVaioUには合わないと思うが、これもコストダウンの一環だろう。

Posted in PC | 11 Comments »