亜洲モバイル人柱隊

ここでは香港在住・日本人3人がもてる技術と知識と資金をフルに投入し少しでも快適なモバイル環境構築を目指して日々奮闘する様を紹介する。

Archive for 1月, 2006

MTR一駅間でもビデオ-その2

Posted by ykk on 26th 1月 2006

報告者: YKK

さて隊員がiPodとBluetoothヘッドセットで香港の地下鉄(MTR)一駅間でも日本のTV番組を録画したVideoを見ているのは報告したとおりである。

実は前回の報告で隊員が日本で使用していたPDC方式のドコモの携帯電話をFOMAにしたのには理由がある。P902iというモデルは隊員が知る限り世界で初めてBluetoothでステレオのオーディオプロファイルを可能にした携帯端末なのだ。

通常はBluetooth装備の携帯電話でも最近話題ひっきりのHTC製PDAもハンズフリーのプロファイルはサポートするがステレオのオーディオプロファイルはサポートしていないのだ。

下の写真を見てくれ

CIMG0018.JPG

外部のBluetoothヘッドセットとペアリングしようとする際にちゃんと「オーディオ」と選択肢が表示される。これが携帯電話とかPDAだとハンズフリーのプロファイルしか表示されない。

ここでBluetoothのヘッドセットとペアリングすると下記のように使用可能なプロファイルが各デバイス毎に表示される。

CIMG0017.JPG

隊員は過去にも何度かPDCからFOMAへ乗り換えようとした時があった。当然ドコモショップに行った訳だが、その都度ショップの女の子にFOMAはPDCに比較して良くない、特にデータ通信には良くないと言われ止めたのだ。今回は世界でこれしか無いというステレオのオーディオプロファイルが使えるP902iをどうしても買うというつもりでドコモショップへ行った。以下はその時のやり取り、、、

隊員「すみません、この機種からP902iへ機種変更したいのですがぁ、、、」
女の子「あのー、FOMAにすると今通話出来ていても出来なくなる可能性がありますが、、」
隊員「????」
女の子「繋がりにくくなる場合があると言うことです、ご承知おきいただけますか?」
隊員「えぇー」
女の子「それでよければ今在庫を確認いたします」
隊員「はい、、、、、、」
女の子「白しかありませんが」
隊員「良いですよ、白で」
女の子「今丁度キャンペインをやっていて50歳以上は割引になります」
隊員「はぁー」
女の子「お客様、もしよろしければ簡単携帯のような物もありますが」
隊員「え?それってTVで小林圭樹なんかがコマーシャルやってるやつ?」
女の子「そうです、それに似たモデルでお年寄りにも簡単にご使用なれます」
隊員「あのね、このP902iはだね、世界で初めてステレオのオーディオが
    Bluetooth経由で聞こえるんだよ!それにね、ここが、、あそこが、、」
女の子「え?、、、、」とたんに宇宙人を見たような顔になる
隊員「そうですよ、すこい事なのです、これは、だからこれが買いたいのだ、、、」
女の子「はぁー、そうですか」
隊員「それとステレオのヘッドセットも一緒にください」
女の子「ちょ、ちょっと待ってください、、、」

そこで待たされること10分あまり、持ってあらわれたのは普通の耳にかけるハンズフリーのヘッドセットだった。

隊員「それじゃない、ちがうよ、ステレオタイプ、ほらカタログにあるだろ!」
女の子「ちょっとお待ち下さい」

さらに5分ほど待たされた

女の子「そのタイプはドコモ純正ではないのでここでは取り扱っていません」

それで秋葉原中探しまくって分かったことはPanasonicのWEBサイト経由でしか購入出来ないものだった。ともかくBluetooth自体日本では市民権を得てないのだ。

CIMG0024.JPG

早速WEBサイトで注文した。確か1万5千円程度したと思った。P902i自体お年寄り向けディスカウント等を含めて1万5千円だったのに比較すると、とんでもなく高価だ。それにこんなバッテリーを使用している為にとんでもなく重いのだ。

CIMG0027.JPG

あまりの重さに首が痛くなりそう!他にもあるだろうと探したらあったあった、iTech(日本ではモバイルキャスト)のがあった。それも日本ではP902i専用となっている。

CIMG0025.JPG

重さもPanasonicに比較して半分以下だ。両者ともこれ自体でFF、FR、電話のオフフック、オンフックも操作出来る。これはやはり便利である。動画を見たり音楽を聴いていても電話がくれば簡単にオフフック出来てハンズフリーで会話も出来、オンフックも出来る。これを可能にした携帯電話を出すあたりさすがPanasonic、日本のメーカーである。ただ残念ながら世界でこれが世界初だという事をどれだけの人が知っているだろうか?(少なくとも隊員は世界初だと思っている)。

そこで動画の再生だ、

CIMG0015.JPG

勿論横向きで画面を大きくも出来る

CIMG0016.JPG

何て言ってもこれがBluetoothのドングルもケーブルも無しでステレオで聴けてしまう。すばらしい!

オーディオのBluetoothプロファイルこそ無いが別の面で優れている携帯もある。ゴニョをやったV903SHだ。何が優れているって?このモデルは画面がねじれるのだ!

CIMG0023.JPG

そうなのです、ねじる事によってこの携帯は動画を見る際に手で持つ必要が無く自身で立つのです。勿論写真のようにドングルを付ければワイアレスで聞こえます。

これでもうMTR一駅間ビデオ鑑賞はマシンを選ぶという楽しみも増えたのでした。

それにしても最近の日本はたぶん店員の接客マニュアルにそう書いてあるのだろうが、ともかく製造者責任と言うか、いかにしてお客から後々クレームがこないように(隊員にはいかにしてお客に物を買わせないように)対応するかに全神経を尖らせているように思えて仕方が無い。

それと日本の長距離通勤電車内で携帯電話とかで動画とかを見ている人はほとんど皆無(少なくとも隊員は未だかった見た事が無い)。あのような無駄な時間を少しでも有意義に使おうと思ったら携帯電話で動画を通じて何かを吸収するというのは非常に良いアイディアだと思うのだが、、、、ほとんど皆さん携帯でメールを打つか読むかしているか、新聞を手品みたいに小さく折りたたんで読んでるか、焦点定まらず宙をにらんでるか、後は寝てますな。ちなみに香港の地下鉄内ではPDAとかとにらめっこしている人は良く見かける。

それでやはり「周りの人の迷惑になるので携帯電話のご使用はお控え下さい」となるのでしょうか?ワンセグ対応の携帯が普及してきたら世の中変るのかしら?

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不可解な携帯電話のゴニョ

Posted by ykk on 17th 1月 2006

追記:

便利に感じているユーザーもいるのだろうとのコメントをいただきました。隊員も本文で「GSM圏で日本語のSMSの送受信するのには良いのかも」と書きましたが、、、確かにゴニョによって便利に使用されておられる方もおられるとは思いますので利点、欠点等を全て含め各ユーザーの自己責任において使用されればよろしいかと思います。

報告者: YKK

最近隊員は続けざまに携帯電話を購入している。ことの始まりは無謀な試みで報告した携帯電話で動画を見ようからだ。

v801sh.jpg

この時は動画自体の鑑賞は可能だという事が分かったが、日本のVodafoneで購入した為に端末自体は W-CDMAとGSM対応でもVodafoneのSIMカードしか使用出来ないようにロックがかかっており香港では高い日本へのローミングチャージを払わないと使用出来ない。

次にロックをはずした(いわゆるゴニョ)端末を香港でも購入出来る事を知り、試しにこちらで購入してみた。日本で新規購入すれば1万数千円で購入出来るがゴニョ済みの端末は香港では3千数百香港する。携帯電話の販売価格を店頭で見て香港は携帯電話が高いと思う日本の方が多いが、これはその販売方法、サービスの形態が全く日本と異なる為で同じ土俵で比較は出来ない。

802SE_main.jpg

このゴニョモデルは確かに香港のSIMカードを挿入してGSMの環境下で問題無く使用出来た。ただこの端末は好みの差かと思うが隊員にはあまり魅力が無くすぐお蔵入りとなった。引き続き同じくロックをはずした別の端末も購入してみた。

903sh_main.jpg

その後日本でロックを外した端末でちゃんと使用可能か試したくこのV903SHを日本に持って行こうとしたがハードリセットをしてしまいGSM環境下では使用できるが3Gでは使用出来なくなってしまい日本での使用が不可となったのでしかたなくお蔵入りしていたV802SHを取り出し日本へ持って行った。

成田到着後香港のCSLのSIMを挿入して日本で電源ONにした、しばらくネットワークを検索した後 NTT DoCoMoと接続キャリア名が表示されめでたく使用可能となった。しめしめとそのままポケットに入れ成田エキスプレスに乗り込んだ。

自宅に到着するとV802SHでは無く、日本で使用しているドコモのPDC方式の携帯が鳴った。出て見ると香港の社員からボスの香港の携帯に電話しても繋がらないとの文句の電話だった。「あれ、そんなはずは、、、」とポケットからV802SHを取り出して見た。

およよ、、、何とアンテナが全く立ってないではないか! それどころかフル充電してあった電池がほとんどゼロ!これでは繋がるはずがない。ハードの故障か?

香港に戻りV903SHも修理してもらい再度3Gでも使用可能となった。しかしどうもいわゆるゴニョ自体に疑問を感じ始めた。そこで人柱隊としては検証せずにはいられない。それにはどうする、、、そうです香港で最初から日本でも使用可能とうたっているNokiaのN70を購入した。

N70_nokia.jpg

それだけでは十分ではなく日本での接続先がドコモのFOMAネットワークの為にFOMA用端末と比較すべく隊員のPDC方式の端末をFOMAに変更した。

p902i01s.jpg

まずV802SHだが、これは電源ON時にはちゃんとキャリアを掴むが数時間経過するとアンテナが立たなくなる。再度電源を入れなおすとまたアンテナが立つ。場所によりDoCoMoとVodafoneのネットワークと接続が変わる。ネットワークが変わる際にはアンテナが立たなくなる。端末の設定がネットワーク選択を自動にしているとそうなるのかと、マニュアルに変更しても当然電波が弱くなくとアンテナが立たなくなる。

電波が弱くなったりネットワークをスイッチしようとすると端末内で色々な処理が始まりバッテリーの消費が増大して数時間で無くなってしまうのだろう。ハード的な問題というよりロック外しの際のソフト的な問題だろう。

次にV903SHに変更して見た。こちらはDoCoMoなりVodafoneのネットワークを掴んでいる限り突然アンテナが立たなくなるような状況は見られなかったが、ネットワークがスイッチすると「利用できるサービスがありません」と画面に表示が出て使用不可となる。再度マニュアルでネットワーク検索をして接続すると使用可能となる。

ちなみにFOMAのP902iでの電波強度(アンテナの表示の量)をV903SHのそれと比較するとDoCoMoを掴んでいる際には両者ともほとんど同じだった。当然バッテリーの消費もV903SHは標準の範囲だったしネットワークのスイッチングに問題はあるがその他は実用になるレベルだった。

そこでN70に変えてみた、予想したとおりDoCoMoとVodafone間でのネットワークのスイッチも問題無く自動で行われ極めて順調だった。

勿論2機種だけでどうこう言えないと思うが、ロック外し(ゴニョ)はやはり問題があると思う。
日本で日本仕様のロックがかかった端末を海外でロック解除して使用しても(勿論問題無いものもあるとは思う)GSM圏内では問題無くても3Gで日本で使用しようとする際に上記のような問題が発生する可能性が高いと思う。このようなゴニョモデルはGSM圏内で日本語のSMSを利用したいというユーザーには良いだろう。

やはりちゃんと香港なりでGSM、W-CDMA両用の最初からロックが無い端末を購入しましょう。

PS:日本でVodafoneのロゴの入った端末で、利用キャリアがNTT DoCoMoと表示されている画面を見せると皆驚くので面白かった。

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聞くも涙、語るも涙、2G SD物語

Posted by toji on 5th 1月 2006

【追記アリ】

報告者:TJ

中国はシンセンに住む友人が1月1日に結婚した。披露宴に出席したその帰り涙無しでは聞くことの出来ないその事件は起こった。

ご存知の方も多いと思うがシンセン市は香港に隣接している。香港は中国の一部だと思っている方も多いと思うが、実際には資本主義の世界と共産主義の世界を分ける意味でもそこには国境があり、外国人はパスポート無しで通ることは出来ない。しかしこのシンセン市は香港よりも更に市場経済に突っ込んでいる街である。

モノが溢れ、金が乱れ飛ぶ。それを求めて中国全土から人々が雪崩れ込む。最新ハリウッド映画のDVDや、世界の北野たけし監督の映画も100円で売られる。音楽CDも当たり前。もちろん全部コピーである。マイクロソフト製品に代表されるコンピュータ用ソフトウエアにいたっては92%がコピー品だという。正規品を探すことが難しい、そんな奇妙奇天烈、魑魅魍魎の世界なのである。

そのシンセン市と香港は、羅湖(ローウー)と呼ばれる街でつながっている。羅湖には安い、いかがわしい、許せない、素敵な商品が溢れている。
その日私は結婚式の帰り、しかも家族同伴ということで、愚息と愚妻に「おお!好きなモン買いなさい!」と調子をこいていた。しかし6歳の息子は、「パパ、駄目だよ~このゲームボーイアドバンスのソフト、コピーだよ!買っちゃいけないんだよ」とたしなめられ、愚妻には「別に欲しいものないもん」と言われて、すっかり落ち込んでいた。

と、その時、呼び込みのお姉ちゃんが、「この1ギガバイトのSDカード安いよ~」と肩を叩く。なぬぅSDカード?こんなところでそんなものを売っているのだ。もちろん私はプロである。安易に飛びついたりしない。
私 「あ~、チミチミ、それよ~く見せなさい」
売子 「どうぞ見てください。どうぞ試してください。」
私 「ところで料金はいかほどなのかね?」
売子 「580元です。」
私 「あのねぇ、このSDってSanDiskってロゴだけどステッカーがゆがんでるよ!パチモンでしょう?」
更に追い討ちをかける私 「香港では正規品でももっと安いよ」
売子 「じゃあ2ギガがあります。」
私 「2ギガぁ すごいじゃないか、でいくら?」
売子 「980元です」
私 「キミねぇ、僕チン 先日その値段で正規品を香港で購入済みだよぉ。駄目だよそんなぼったくっちゃ」
その場を離れようとするワタシに
売子が絶叫する「2ギガ 280元でいいですぅ~ わ~」
私 「おお それはいい値段だねぇ 検討の余地あるねぇ、でちょっと見せてみなさい」
売子 「ハイどうぞ」
で受け取った私は、「本当に2ギガなのかぁ」と疑いながら、まずJasjarに挿入しFile Explorerを起動。しっかりとあきスペースが2ギガだと表示する。
次に5.9MBのSkypeのCABファイルをコピーしてみる。バッチリうまくいった。問題なさそうである。

更にデジカメに入れてみる。しっかりと残り何枚取れるかを表示する。1GBの時の倍、撮影可能と表示された。
そこまでプロの眼で吟味した後、私は「これ2枚頂戴」と握り締めた560元を手渡した。

うれしそうに買い物をする親父の姿を冷ややかな眼でミツメル家族。元旦にふさわしい微笑ましい光景ではないか。

ルンルン気分で帰るTJ。
家に戻ってThinkPadに挿入したそのとたん、ノートンがウイルスのアラートを発する。血の気がサッと引く。
ファン ファン ファン 赤いパトライトが点滅を始める。
気を取り直してSDの中身をのぞく・・・と、SkypeのCABファイルと、トロイの木馬系ウイルスのファイルが2個、仲良くそこにいた。

赤いパトライトの回転速度が上がる。
何?半泣きでクリーンするTJ。しかしそのSDカードは二度とPCでは認識されなかった。そして気になるもう一枚のSDは・・・?
表示は2ギガだが、実際のサイズは20MB。「おっオマエラァ・・・・」After Festival そう後の祭り・・・ パトライトは完全に停止した・・・

私はなんと20MBのSDカードを280元で買ってしまった「愚か者」である。最近そんなモン見ること出来ないのである。デジカメのおまけでも64メガ以上である。

プロとしての自信は・・・・いえいえ2006年、トウシロウとして真っ白な気持ちで生きてゆく所存でございます。
生まれ変わった私TJを温かい目で見守ってやってくださいな。>みなさま

#追記
ある方から指摘があり、「20MBと2GBを間違えるお前はアホや」と言われましたが、本件、単純に表示を見間違えたというわけではございません。巧妙に細工がしてあり、PCで表示させてもポケピーで表示させても、デジカメで表示させてもみんな2GBにしか見えなかったのですぅ。信じてくれ~

#追記2
このネタはあまりにもひどいので、TJがもうひとつやっている「ちゃいなセ都有(まっとやう)」サイトにも写真を掲載しました。SanDiskと書かれたパッケージ写真をご覧になりたい方は是非チェックしてください。

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