時間の流れがゆっくりのセブ島でGalaxy Proを買う。

報告者:アクセスバスター

1998年頃、フィリピンに魅力を感じ、CEBU島に会社を設立した。その会社が現在まで、生きながらえているのは、唯一、フィリピンの会社なのに、フィリピンらしくないサービスを行っているからだ。現在、そこの会社はフィリピン人の社長で、日本人は一人もいない。この現地人の社長は、香港駐在の経験があり、セブ島に帰った今も、日本人が何を求めているかを身に染みて、理解している数少ないフィリピン人なのだ。こういうトップがいるので、日本人の心をがっちり掴めるのだ。

フィリピンは、良くも悪くも南国である。南国は、とにかく、アセアセしない。時間はいくらでもあるのだ。明日の事は明日考える。日本人は、そうは行かない。注文書を発行したら、注文完了は何時だ!を連発する。フィリピン人が一番不得意な部分だ。実際に起こった事だが、机を注文し、デリバリーして貰う事になった。土曜日の3時半までに届ける約束だ。5時頃、携帯電話がかかってくる。「オタクに3時半に行ったが、誰もいなかった。」という電話で、故に、「デリバリーは、月曜日になる」という事が、一方的に伝えられる。

「何故、3時半に家に着いた時に携帯に電話してくれないのだ?」から始まり、「ホントに来たのか?」と疑り、気分の悪い週末を過ごす事になる。所が、事実は、本当に家に来たのだが、我が家の電話(PLDT)がハングしていたらしく、呼び出し音はなっているが、誰もピックアップしない。ここで、一本、ご本人の携帯電話に連絡し、ご本人が家に連絡して、メイドが電話を取らない事を「自分で納得させる。」があると、納得感が上昇する。つまり、ちょっとした事なのだが、これが、なかなかフィリピン人に理解されないのだ。逆に、このポイントをしっかり守れば、お客様が腹を立てる事は無いのだ。わが社のフィリピン事務所はこの方法で、特に日系に歓迎されて売上を伸ばしている。

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フィリピンは良い所も沢山ある。栄養価の高い、アボカド、バナナ、マンゴ等の質の良いフルーツが低価格で売られている。アボカドの値段が結構安いなぁと女房に言った。僕が思っていた価格は一個だったのだが、1個じゃなくって、キログラム単位だったなんて事は日常で良くある。パパイヤ等は、そこら辺の家にごろごろ、転がっている。隣人からタダで貰えるフルーツだ。青い空、潮風、美しい海。

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物価も安い。フィリピンで老後を過ごせたら最高だ!と思い、ここに、家を購入した。香港から飛行時間2時間ちょい。朝出れば昼に着く距離。空港から家まで30分。つまり、香港空港に朝7時頃到着し、8時の飛行機に搭乗(遅れなければ)する。午前10時頃には、イミグレーションに並ぶ事が出来る。マクタン島の先っぽにある隠れ家まで、約30分。11時半頃には到着出来る。家族と昼飯が食べれるのだ。東京ー大阪くらいの感覚かなぁ?

ビジネスミーティングでセブに来ていた、TJ氏と一緒にSMの中にある電脳街みたいた所をさまよっていた。全面QWERTYキーボード付きのAndroid2.2のGalaxy Proが、展示されていた。早速購入。電池がほとんど充電されていなかったが、SMのフリーWIFIで、FEP等をダウンロードした。電池が無くなりかけると、RaiRaiKenなる中華料理屋さんで、焼きそばとか食べる間だに充電させてもらい、購入後、1時間程度で、取りあえずの日本語化が完了。

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インストールしたソフトは、Twitter、FaceBook、FourSquare、MoreLocale2、ArtIME、Shimeji、FlickWnn。一番迷った所は、日本語入力の部分で、ArtIMEを最初インストールした。日本語入力は出来るが、ソフトキーボードが画面に出てきて邪魔である。どうやって、外すのかがわからなかったので、あっさり、他の入力ソフトを続け様にインストールしてみた。

Shimeji、OpenWnn QWERTYもダメで、OpenWnnフリック対応が、Shift + Spaceで引っ込んでくれた。あまり深く追求していないので、私の設定に問題があるのかもしれない。どなたかお手数だが、ご教授願えれば有りがたい。しかし、OpenWnnフリック対応は、素晴らしく、特に、Shift+Spaceで英/日切り替えが出来る。何しろ解りやすい。

中文入力は、指でスクリーン上に漢字を書く入力方法、「DioPen ChineseIME」が最初からインストールされていた。これも使用して見た。ピンイン入力が出来ない私でも、指で簡体字を書けば簡単な中文が送信できる。これは、中国人との付き合いでは必須の物だ。アンドロイドの良い所は、Fepを入れれば、ほとんどの国の言葉で使用できる所であろう。

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外観は、NokiaのE61に似ている。勿論、この手の携帯は当然似てくる。しかし、重量は106gと軽い。iPhone4 140gとたかだか34gの差だが、妙に軽く感じた。iPad Touch 102gと4g差で、ほとんど同じに感じた。

重量とは対照的に、電池の持ちは朝8時から使い続け、翌日の午後4時頃電池を充電せよのメッセージが表示された。実際には夜寝る時にチャージすると考えれば、間違い無く一日はフルパワーで使う事が出来るのではないだろうか?設定とかSIMと同じ条件ではないが、iPhone4は電池の持ちが良くないと感じる。Galaxy Proは電池に関しては安心感がある。

Latitudeでは、同じ場所にいる筈なのに、違う場所が表示される。GPSの精度がイマイチなんだろうか?今、比較写真を撮ろうと、iPhone4のLatitudeを付けたら、当たり前だけど、同じ場所になっちゃった!

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DVDからmp4にコンバートしたVideoをMicroSDにコピーし、それを再生してみた。きちんと作動する。ひっかかり等が無いのが嬉しい。mp3も同様にMicroSDにコピーし、再生が可能だ。音質に関しては、香港に戻り、iPhone4と比較してみたいと思う。女房のHondaCRVに装着されている、カーステレオのAUXからの音は、悪くない。余談だが、イヤーフォーンを付けると、FMが聞ける。この南国で、現地のFMを聞きながら車を走らせていると、(バスターはビサイヤ語、タガログ語かすら判別できない)、言葉の内容はわからないが、とにかく癒される。

当分、香港とセブ島を行ったり来たりして、この南国の潮風を楽しむのだ!

アクセスバスター