報告者:YKK
隊員は初期のPalm、その後のZaurus、各種Widnows MobileそしてiPhoneへとかなりの数のPDA、Smartphoneを使って来た。最近はiPhoneに落ち着いている。その全てで何をやるのかと言うと、
1.電話として使う(初期のデバイスは除く)
2.個人情報の管理(コンタクト、To-Do-List、予定表等)
3.インターネット(メールの読み書き、Browsing)
4.ミュージック、動画の視聴
5.読書
だいたい以上が全てだ。通信機能のなかった初期のデバイスを思うと iPhone等は隔世の感がある。この種のデバイスを使用するユーザーも同じような目的で使用されてると思うが、5番目の読書はどうだろうか。コンテンツ自体の充実が全てだがあまり多くのユーザーが利用していない機能ではないだろうか。
最近は日本でも携帯電話向けに小説等も配信され電車の中でも読んでいる人を見かけるようになりそれなりに認知度は高くはなっているとは感じる。それではモバイルデバイスで読書するという事はどういう事だろう。まず大量の本を貯蔵出来るのが隊員に取ってはモバイルデバイスで読書する最大の理由だ。常に数十冊の本が中に入っている。これだけの本を常に身につけていて何時でも何処でも読めるという事だけで幸せになれるのだ。それに保管に本棚もいらない。
まずコンテンツだが、それはもう多種多様、色々ある。ネット上にある全てがコンテンツだと思えば気が遠くなるほどある。しかしここで言う読書とは主に本屋で売っている出版物であり主に小説類に限定させてもらう。ネット上で存在する小説のフォーマットは大別して下記の物が存在する。
1.テキスト形式 – そのまんまテキストで提供されており、メモ帳、ワード等でそのまま開けて読める。
2.ドットブック形式 – ファイル名の拡張子が .book なのでそう呼ばれる。ボイジャーという会社が広め多くの出版社がこのフォーマットを使用して電子化している。このファイルを読むには T-Time というアプリが必要。
3.XMDF形式 – シャープがZaurus用に開発したフォーマットで拡張子が .zbf となる。ブンコビューアというアプリが必要。
4.PDF形式 – 主に写真集とかに用いられており普通のAdobe Readerで開ける。
5.eBook – eBookJapan という会社が提供している主にコミックがメインで基本的にBrawserで読む。
ネット上ではオンラインで購入出来るサービスが各種ある。主なサイトは、
等がある。
Palm、Zaurus、Pocket PC (Windows Mobile)だと専用のアプリが上記サイトから提供されており問題無く読める。隊員もPalm、Zauru、PocketPCを使用していた時はかなり大量にネットから購入してハードディスクに保存されている。ところがPalmは既にほとんど絶滅(最近やっと Palm Pre が発売されたが昔のとは似ても似つかなくなった)、Zaurusもシャープはギブアップ、PocketPCも東芝が撤退後つい最近のドコモ向け T-01A が出るまでかなりのブランクがあり事実上専用アプリは提供されていても使えるデバイスが無いという状況でこれが電子本の普及のさまたげになっていると思う。
そこで iPhone なのだ。隊員も初代の iPhoneから使い出して2年になる。ほとんど何でも iPhoneで作業が出来てしまうが出来なかったのがこの読書。ハードディスクに入っている以前購入した電子本のコンテンツを何とか iPhoneで読めないかと2年間恋い焦がれていたのだった。
ー続くー