中国聯通3G SIMで、VAIO Type Pのモデムは使えるか?

中国聯通がWCDMAのサービスを5月17日にリリースするというニュースはかなり前から聞いていた。残念ながら東莞はそれより遅れ、先週、聯通の人がデモSIMを持って僕の不在を見計らっての来社。USBモデムに装着し、WCDMA接続を僕の秘書にデモしてくれたのだ。僕は、「デモもへったくりもない、即、持ってこい!」と叫んだのだが、聯通も、我が秘書殿も、相手にしてくれない。

聯通は、「つながりが悪くても投訴しない。」という誓約書にサインしなければサインアップを認めないという姿勢。まぁ、こういう状況ではサインしない訳には行かないのだ。えい!とサインした。この他に必要な書類は、本人のパスポートのコピーだけである。色々と料金プランがあるが、本当に欲しいのは、無制限。10GBというのはどういうレベルなんだろうか?

インターネット接続のみのプラン:

a. RMB150元/月 3GB/月

b. RMB200元/月 5GB/月

c. RMB300元/月 10GB/月

SIMの料金:RMB438元 (SImの複数発行サービスは無いようです。)

ボイスとの組み合わせプラン

a. RMB186元/月 (2G ボイス 510分、3Gボイス 20分、データ接続20MB/月)

b. RMB226元/月 (2G ボイス 660分、3Gボイス 25分、データ接続30MB/月)

請求書には、438元+600元=1,038元とあり、説明によると、438元がモデムとSIMの代金で、600元が二ヶ月分であり、ここからどんどん減って行くので、無くなったら継ぎ足せと言われた。毎月300元だから二ヶ月で無くなるのだが、優待で、150元/月が適用される。つまり4ヶ月使える可能性がある。プリペードだ。僕がSlingPlayerを見続けても、このデポジットの切れ目が縁の切れ目で、600元が無くなった時点で追加しなければ使えないのが、不便であるが、SlingPlayerユーザーには、使いすぎ防止にちょっと安心。

さて、VAIO Type PのSIMスロットに、中国聯通3GのSIMを挿入。電池を戻して再起動すると、あっけなく認識した。接続も香港PCCW、3、と同レベルですんなりつながった。APNは説明書には、どこにも書いてなかった。秘書のPCでデモした時にモデムユーテリティがインストールされていた。面倒だが、モデムを刺して起動し、設定を見ると「3gnet」とあった。

結局「3gnet」で接続が出来た。東莞の私のアパートから、45分程度の工場まで、SlingPlayer接続したまま、走行したが、一度も停止せず、快適であった。場所によってはつながらないのだろう。

RIMG0061.JPG

VAIO Type Pに乗っているモデムはGSMには対応していないのでは無いかと思う。取りあえずこれで中国での使用が出来るようになったのが嬉しい。

コメント

  1. indigoblue1973 より:

    GSM接続の遅さにもいい加減うんざりしていますので僕もそろそろ購入する予定です。

  2. AccessBusters より:

    Indigoblue1973様

    とにかく、何を言われても、場所にとらわれずに、土曜日の夜「エンタの神様」が、車の中で見れると言う事が実現出来たという事です。
    聯通3GのWCDMA対応には本当に感謝です。是非手に入れてテストしてみてください。

    川村研一

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