BenQ Joybook Lite U101B

報告者:アクセスバスター

ブログで報告するような事例が中々無かった。HSDPAモデム追加ネタはTJが独占しているので、面白そうだが、指をくわえて横で見ているしか無かったのだ。考えればTJのHPmini1000は、MacOSをインストールしたり、Windows7をインストールしたりしていた。

モバイラーの皆様のコレクションの、HSDPAモデムをモバイラーから借りたり、購入したりして、GHQのTJの机の上に四種類が並んだのだ。これ全て、HPmini1000で試そうとしていた。その矢先、一瞬の油断から、マザーボードのどこかをショートさせてしまったようだ。結果、USB等が使えなくなり、TJの自慢のHPmini1000が再度入院となった。実験は延期となった。

そんな時に目に入ったのが、BenQ Joybook Lite U101Bというネットブックパソコンである。反応したのは、「底板を外して、HSDPAモデム追加が可能」なる文章が書かれている。それは素晴らしいではないか。HPmini1000は、HSDPAモデムを装着する為には、キーボードを外さなければならない。しかも、モデムを装着後、アンテナの取り付けなどの工作がスペース的になかなか難しそうである。

一方、BenQ Joybook Lite U101Bは、恐らく、ユーザーがアンテナの装着を考えて、リード線を這わせるだろう的溝がきちんと切ってあったりしてある。ハナから、購入した後、ユーザーが、自分でHSDPAモデム追加する事を前提としている。このメーカーの台湾的姿勢が素晴らしいと感じてしまう。近頃の日本のメーカーでは、こういう商品を売り出さないだろうなぁ。例えばSONYのVAIO PにHSDPAモデムを追加させる事が出来れば最高なんじゃないだろうか?うーん、VAIO Pのスロット二つあるのをゲットして、HSDPAモデム追加をしよう!という妄想をこのBenQ Joybook Lite U101Bを持ちながら、してしまったらしい。

現実と、妄想の狭間で、クレジットカードを出し、何故か、BenQ Joybook Liteを購入してしまった。言うまでも無いが、後ろからTJが思いっきり背中を押したり、妄想中の僕を良いように誘導したに違いないのだ。クレジットカードとBenQとおまけのマウス、コーヒーカップ、サンヨーの電池式ひげそりと年末感謝セールのようなおみやげを貰った。早速QHQに戻り速攻で、裏ブタを開けて、HSDPAモデムを挿入する。XPは英語と中国語の二種類の言語が選べる。当然、英語を選んだ。

RIMG0054.JPG

まずは、MC8775V(Sierra Wireless)HS2300 (Asukal氏から借用しているHP純正品)の両方とも残念ながら認識はするものの、接続出来なかった。

  NovatelConnect.JPG

Novatel社EU870D(Leo氏から借用)はすんなりと認識し、快適に接続が出来た。所でもう一点、TJがNetで見つけた、Novatel社のモデムにSIMスロットが付いているモデルだ。RIMG0058.JPG

電池を外してSIMを挿入する方法で接続が出来た。

RIMG0057.JPG

そこで、物は試しと、背中に一枚刺してみた。これも、認識した。では、両方のスロットに違うSIMを入れたらどうなるんだろうか?結果はNG。どちらのSIMも認識しなかった。例えば中国と香港の往復ではSIMを入れ替えるという簡単な作業すら面倒になってしまう。出来れば、複数のSIMを入れておいて切り替えて使えると便利と思うのは私一人ではないと思う。

結果から言うと、実は結構気に入ってしまった。勿論、だいたいが安価なコンピュータである。過度な期待は禁物だが、なかなか良いと思った。

1. とりあえず使えるキーボード。

2. XP、メモリーを純正1GBから、2GBにすると、結構速度が早くなる。今、メモリーが安い!

3. HSDPAモデム追加が簡単。アンテナも何とか綺麗に入る。

4. 6セル電池で、5時間から6時間作動。2時間とか2時間半では心許ない。5時間は嬉しい。

これを持って、二日程度の海外出張はOKなんじゃないだろうか?所詮電池は2時間ではダメで、5時間とか言われた瞬間、なんか許したくなってしまう。

NovatelのモデムはOSXでも認識するかも知れない。こんどはこいつにOSX入れて、MacBook NetをHSDPAで使えたら楽しいのではないだろうか?

バスター

コメント

  1. Leo より:

    やはりSIMを数枚入れられれば便利ですよね。

    恐らく、携帯で使用する2枚SIMが入るアダプターをEU850に挿せば使用できるのではないかと思います。
    キャリアの変更は電源ON/OFFでオルタネートで切り替わるので、SIMに供給している電源をON/OFF出来れば切り替えられると思います。 
    また、Novatelの接続ソフトがSIM供給の電源をコントロールしていれば、切り替えられますね。

  2. AccessBusters より:

    Leoさん

    今回は色々試させていただきましてありがとうございました。
    複数SIMを入れる良いアイディア!そうです、この手があったですね。早速、
    実験したいです。

    実は、昨日、Novatelを外して、MC8775Vをうちのエンジニアが装着したら、認識して作動したんです。ここら辺、再度実験したいと思っています。

    最大懸念である、中国移動のSIMを指した時にEverRUNIIで画面が崩れる現象が起こるか不安でしたが、今日、東莞で問題無くEDGEですが、作動確認出来ました。

    バスター

  3. bosskix より:

    いつも楽しみに拝見しております。
    初めてコメントします。

    先日、VAIO-P のWWANモデルを購入し、EU870Dに交換しましたが
    何の問題もなく接続出来ました。
    ただ、かなり分解するのに苦労しましたが・・・
    かなり密集しているので、スロットがついているEU850Dでは
    スペース的に厳しいかもしれません。

  4. AccessBusters より:

    Bosskix 様

    すごい!やりましたね。僕も是非、真似させて頂きます。
    分解は大変そうですが、完成後はかなりご機嫌でしょう。
    すごい情報ありがとうございます。
    幸いBenQはスペースに余裕がありますので、SIMを二枚で中国と香港のSIMいれっぱなしというのが可能かを検証したいと思います。

    バスター

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