HTC Touch Pro

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実は次回のモバイルデバイスはHTCのTouch Pro を買おうと決めていた。香港でそろそろ発売になるという頃隊員は上海に出張していた。ホテルで何気なく人柱隊のページにアクセスしたらなんとTJのレポート が載っているではないか!次は Touch Proを買うぞと周りに言いふらしていた矢先である。即冗談で「抜け駆けは御法度よ!」とメールを打ち戻ったら即買いに行くつもりであった。

するとおっつけTJより「Treoはどうします?」とのメール。そこで即TJの意図を解した。彼は Touch Pro を隊員に譲り自分はTreoProを買うつもりなのである。隊員の場合は昔から一度実際に使ってみてTreoにはほとんど興味が無くなっていた。まず好みではあるがあの外観が気に入らない、いわゆるかっこが良くないのである。それにあの画面の小ささ!老人には無理である。

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結局TJがお試ししたTouch_Proが来たのだが、全てインストール、設定が終わっており何もする事がなく、それはそれで得した結果となった。隊員がやった事と言えばSlingBoxをインストールしただけ。もともとSlingBoxはTyTNIIに入れて見ていたのだが、最近あの不格好さに閉口してきたのでそれがTouch_Proを購入する最大の動機だったのだ。

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かなり快適に全ての地上波及びケーブルTVの全てのチャンネルが視聴できる。TyTNIIの場合は画面を前方にチルト出来るので動画の視聴には向いているのだがTouch_Proのスマートな外観がそれをおぎなってあまりある。HTC独自のタッチセンサーが用いられているのだが iPhone のそれに慣れてしまっている指にはどうにもその動作の緩慢さにがまんが出来ず最初に一度使ったきり二度と使っていない。TouchFlowもアンインストールだ。

数字キーが独立したキーパッドは明らかにTyTNIIのそれより使いやすい。しかしこれも iPhone に慣れてしまっている今別に入力にキーパッドは必要無いのだ。特に最近紹介された WritingPad というアプリを使い出してからは英語のメールを出すことが多い隊員はもうこれ以外は使用出来ない。この入力方式は別に iPhone の専売では無いが明らかに iPhone でその真価を発揮する。その性質から難しいとは思うが日本語に対応してないのが残念。これが日本語に対応したらもう無敵である。それにキーボードの無しが iPhoneの致命傷だとの意見も多いが実際に入力してみると致命傷どころかほとんど問題無くすいすい入力出来る。要は慣れと工夫ではないだろうか。

それに隊員はと言うと最近年のせいかSIMカードを入れ替えて設定をその都度変更するのが面倒になった。SIMカードに合わせてデバイスを用意するのだ。別にSIMロックフリーというのがはたして本当に意味があるのかと思ってしまうのである。下記が最近隊員が使用しているモバイルデバイスの全てである。

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左上から時計回りに、日本のEmobileのHuaweiのHSDPAモデム、NokiaE71、ドコモの松下製P902、Emobile Emonster、TyTNII、Touch_Pro、初代2Gの iPhone、3G iPhone、HSDPA USBモデム。これら全てにSIMカードが入っている。

日本に行くとPC/MacにはEmobileのHuawei製USBモデムを使用、電車の中等ではEmonsterと使い分ける。ドコモのP902は既に3年以上使っており古くなり日本で使うにはちょっと恥ずかしいのだが、モバイルSuicaとおさいふ携帯に使っているのでそれらの移行が面倒なのでそのまま使い続けている。勿論日本での携帯メールもこのP902を使用する。モバイルSuicaは確かに一度使用するとそれは便利なのだが最大の問題は自動で金額を補填してくれない。自分でパケットを使ってセンターと交信しクレジットカードから引き落とさなければならない。それで自動補填機能つきのSuicaカードに次回変更しようと思う。それと同時にドコモの新しい機種に変更するつもり。実際もう周りにはP902時代の携帯を使っている人なんて見かけない。

あっ、忘れたが後SoftBankのSIMが1枚あるが、それを使用するデバイスが無い!初代のAuos携帯を持っているが、その厚さゆえ持って歩く気がしない。現在のAquos携帯は半分ほどの厚さになったが、ほとんど見ないワンセグの為に買うのもためらわれる。

中国はと言うと、通話は 2G iPhone、データとSMSはTyTNIIでとそれぞれに中国移動のSIMを入れている。2G iPhone 1台でボイスもデータも用が足りるのだが、ボイス用のSIMがパケット無制限ではなく、データ用のSIMがデータがパケット無制限だがデータオンリーなので結局2台体制となってしまった。ボイスの方は転送サービスでこの中国ナンバーに香港のナンバーを転送している。

香港ではメインは 3G iPhone、これは外せません。色々な意見もありますが、iPhoneほど従来の携帯は何だったんだろうと思わせる物は無い。今でも iPhone に比較すれば他の携帯は全部色あせて見えてしまう。PushメールもSMSもTV録画番組の視聴、Music、全部 iPhoneです。PC/Macには3のUSBモデルを装着、E71をBluetooth経由のダイアルアップモデムとして使う、Touch_ProでのWiFiRouter経由のいずれかをその時の状況によって使い分ける。しかしE71とTouch_Proはカバンの中に入れっぱなしで電池切れになるケースが多くE71はMacのダイアルアップモデム専用、Touch_ProはSlingBox専用と化している。全てHSDPAでパケット無制限なので気兼ねなく使用出来る。

結局SIMフリーの携帯は香港、中国、日本以外へ行った時、ボイスは番号の関係でローミングにするしかなく、データ通信用に現地のプリペイドが使えるように何か1個あれば良いという考えに落ち着いた次第である。我々のような人種を除けばSIMカードを入れ替えるなんて人がいったいどれほど存在するのだろうか?

さて次は何にしよう?日本用にもう1台 iPhone ?