折りたたみなのにフルサイズキーボードSIERRA Full size bluethooth KeyboardはVAIO Type UXを救うか?

報告者:バスター

近頃VAIO Type UXをあまり使っていないのだ。色んな理由をつけて、このVAIO Type UXを買ったのに、まったく使えていないのだ。本来、VAIO Type UXは、自動車に搭載してマップキングで、カーナビ代わりに使い、普段はiTuneで大きなiPODとして使い、更に、中国工場のオフィスで執務する時には、17インチモニターに接続してオールラウンドな使い方を目指していたのだ。夜は、SlingBoxで日本のテレビをストリーミング視聴する予定だったのだ。

何が原因なんだろうか?それは、数ヶ月前に購入したメルセデスS500Lに理由があるのだ。この車はある意味、豪勢な車である。特に安全という面では、これ以上のスペックを持つ車はそれ程無いのだ。バスターは香港と中国の広東省で運転するにはこの車を置いて無いと思うくらい気に入っているのだ。今の所、他のオプションは考えられない。細かい所にも気が配られているのだ。オーディオの音量もステアリングから手を離さずにコントロールできるのだ。

しかし、この車のオーディオを取り外して、他のブランドのオーディオに交換するのが以外と面倒なのだ。盗難防止の一環で、メルセデスの重要保安部品交換はパスワードの入力を求められるのだ。社外品を取り付けた場合そのパスワードのファンクションがどうなるのか検討もつかない。メルセデスの代理店に問い合わせても、教えてもらえない。多分、社外品を取り付けて使う方法もあるのかもしれない。そんな方法は知らないのだ。メルセデスの標準で用意されているオーディオを標準的な使い方で使う以外のオプションが無いのだ。これは本当にがっかりした。なぜならばVAIO Type UXを使い倒す最大の目的が車の中での良好なるオーディオリスニングであり、録画したテレビを結構イカス音量で楽しむのが主目的だったからだ。もちろん、BTで飛ばす方法もある。FMで飛ばす方法もある。現実に今、VAIO Type UXからのオーディオシグナルはFMで飛ばしている。それをメルセデスのFMラジオで受信し、オーディオを楽しむ以外に方法はないのだ。

FMも近頃は良くなってきたのは事実だ。しかし、考えて欲しい。VAIO Type UXのスイッチを入れ、WindowsXPが立ち上がる。FMトランシーバーのスイッチをいれる。FMラジオのスイッチを入れる。こんなにいくつものスイッチを入れるのは嫌だ。我慢できないのだ。VAIO Type UXのスイッチを入れたら、車の運転を開始してしまいたいのだ。音楽を聞くのは好きだ。しかし、こんなに大変だと、うんざりして聴く気がなくなってしまうのだ。iPOD Videoとその専用のFMトランシーバならばメルセデスのFMのスイッチを切らずにおく事で、エンジンをかけると同時にFMが認識されて、音楽が流れるのだ。これの方が精神衛生上よろしいのだ。

それでは、車での使用はカーナビだけにして、後は、事務所で使えば良いのだ。VAIO Type UXについているキーボードははっきり言って入力用には使えない。それで、初代Stowaway Bluethooth Keyboardを使う事にしていたのだ。しかし、そのサイズの追求からか平らな所での使用でも安定しないのだ。もちろん、悪くは無い。VAIO Type UXのオリジナルよりははるかに良いのだ。長文を入力するのは本当に厳しい。数字キーも独立していないので、「Fnキー」を押しながら、入力するようになっているのだ。

SlingBoxでの日本テレビのストリーミング視聴も、ブロードバンドが必要となる。VAIO Type UXなのだから、出来れば屋外でも見たいじゃないか。車の中でも日本の番組をストリーミングで見たいのだ。所が、せっかくの「3G無制限」という香港特有の非常にありがたいスキームも、PCMCIAカードスロットの無いVAIO Type UXにはネコに小判状態なのだ。当然というならば当然なんだが、CFカードタイプの3Gカードは、まだ販売されていないのだ。

購入したばかりの頃は、気合で使っていたのだが、そのうちだんだんと愛情が薄れていったのだ。こうしてVAIO Type UXはたまにナビとして使うだけになってしまったのだ。

Sierra Full Size BT Keyboard

Stowaway Sierra Full Size Bluetooth KeyboardはキーボードオタクのTJが見つけて来たのだ。TJはUSB版を購入した。彼は同じような問題をVAIO Type UXに加え、キーボード以外はとっても気に入っている富士通LOOXにも不満を感じていたのだ。私は、BT版を購入した。このキーボードは4つに畳む事が出来るのだ。

折りたたみ状況

広げると数字キーも独立した立派なフルサイズキーボードになる。

キーボードの上段に小さいLCDランプとリセット穴のようなスイッチが付いている。これをスタイラスで押すと、LCDランプが点滅を始める。これでディスカバブルモードになる。

BTキーボードスイッチ

VAIO Type UXのBluetoothでサーチし、これを選ぶ。設定を続けてゆくと、パスキーの入力をVAIO Type UXサイドから求められる。キーボードから同じパスキーを一度入力し、Enterキーを押すと、ペアリングされる。それで快適な入力環境が確保される。

VAIO Type UX with Sierra Full Size BT Keyboard

キーボードの裏側にスタンドが付属されている。一見華奢。

スタンド格納状態

BT スタンドとVAIO Type UX

でもVAIO Type UXでも安定する。画面が小さくても、マウスとキーボードがそれなりの大きさである事で、入力する速度は飛躍的に上昇する。

良し!これでなんかVAIO Type UXが使えるようになって来た。これなら、USB接続タイプの「たまたま型3G通信用ドングル」も購入して今度は、VAIO Type UXでも3Gで運転中もスカイプで国際電話で喋りまくるぜぃ。乞うご期待!