ゼロスピンドルThinkPadX31 (Part 5)

Treo750vでGHQはもりあがっていたが隊員は広東省のはずれ福建省の手前にある汕頭という場所に行っていた。日頃からスマートフォン無用論を唱えている隊員だが、一応ほとんど持っている。今回のTreo750vも人柱隊の結束の固さを誇示するがごとく自身の分も確保してあるが月曜日までお目にかかれない。

前回の8GBCFを使用したゼロスピンドルThinkPadX31はその後絶好調、1週間以上電源を落とさずLCDカバーの開け閉めだけで使用し続け問題は皆無である。ほとんどと言うよりもう完全に大きめサイズのPDAである。LCDカバーを開ければ即使用可能でサイズさえ気にしなければ何時でも何処でもである。

しかしノートPCと言うもの常に壊れるという認識でいなくてはいけない。HDDの時は定期的にイメージをUSB外付けHDDに作成して有事の際にはそれを戻すという作業をしている。しかしCFを使うとドライバーをインストールしないとリムーバブルディスクと認識されイメージを戻す事が出来ない。これだとイメージを取る代わりにもう1枚のCFにDiskCopyを使って丸ごとコピーするしかない。

そこでシリコンハードディスクというのを試してみた。

8GB_m.jpg

これはサイズも2.5インチのHDDと変わらず、アダプター無しでそのまま挿入出来る。16GBのがほしかったのだが在庫が無くこの8GBモデルもほとんど最後の在庫のようだった。やはり思ったようにドライバー無しでそのまま固定ディスクとして認識された。

そこで8GBCFのイメージを取り、このシリコンディスクに戻してみた。固定ディスクとして認識されているので問題無くイメージを書き込め、そのまま起動出来た。富士通もノートPCのオプションにシリコンディスクを用意しているがたぶんこのスタイルなのであろう。ただこの8GBで約6万円、16GBでは約10万円、PDA的使用の快適さの代償は高価だ。 やはり今後の需要の増大による値下がりを期待するという事か。

最後にパフォーマンスの検証を行った。FDBENCHというベンチマークを使用した。まずは普通のHDD、ただ7200回転の物を使用。

80GBHDD.jpg

8GBCFはというと

8GBCF.jpg

かなりの性能低下が見られる。今回の8GBシリコンディスクはというと

8GBFDisk.jpg

CFに比較して Read/Write はかなり高速だが Copy が遅い。このように現代のHDDはかなり高速なのだ。何度も言ったがゼロスピンドル化しても決してPCが高速になる訳じゃなく、使用していて遅くさえ感じる事がある。ソニーのバイオTypeUのゼロスピンドルモデルがHDDモデルに比較して遅いという記事を目にしたが、あらためて実証した次第。

ただ体感的に通常使用していて常に遅いと感じる訳じゃなし、それより常に電源ONでPDA的使用による快適さ、完全無音、バッテリーの寿命等ゼロスピンドル化による利点の方が大きい。既に隊員はPDA無用論、もうHDD付きのノートPCには戻れません。

ところでTreo750v、何に使おう?

コメント

  1. EPIA@CF4G より:

    ども、はじめまして。

    EPIAシリーズにCFブートを実行するにあたり検索をしてましたら
    「ゼロスピンドルThinkPadX31」にたどり着きました。
    CFをMDに偽装の方法とても有力な情報で助かりました!
    ありがとうございます。

    そこで1点お聞きしたことがありまして、ゼロスピンドルノートに
    XPを新規で(イメージではなく)インストールした場合の大体の
    所要時間をお教えいただければと思いまして。。。。

    といいますのも、当方の環境でインストールをしますと4時間はざらなのですが
    それで実際正常なのかどうかというのに疑問に思ってきましたので・・・

  2. YKK より:

    正確な所要時間ははかりませんでしたが、普通のXPのインストールCDからのインストール時間は1時間半程度だったと思います。ただこのインストールCDがSP1対応までの物だったのでその後SP2にアップデートするにあたりネット上からのダウンロードだったのでこの作業自体に1時間強かかりました。SP2対応のインストールCDであれば1時間半程度でOSのインストール自体は終了すると思います。CFはHDDに比較して書き込み速度も遅いですが、それにしても4時間とはかかり過ぎかと思います。

  3. EPIA@CF4G より:

    回答ありがとうございます。やはり時間かかりすぎですか・・・当初メモリの問題かと思いましてmemtestでもテストをしたのですが問題なく完走するので今はメモリとの相性を今疑って居る所です。いろいろなWEBを調べてみたところmini-ITX系でのメモリの相性で困っている方もそれなりに出てきていましたので。ただ、マザーの不良も考えられるので、メモリ交換で改善されないようであれば別マザーで試します。ありがとうございます。

  4. EPIA@CF4G より:

    やはりメモリの相性でした。知人から2種類のメモリを借りて交互に試して見ましたがインストール時の早さもOS起動後のもっさり感も解消されました。いろいろとご教授有難うございました。しかし一度CFブート環境を味わってしまうとHDDには戻れませんね。当方はEPIA-M600にCFブートでPCIにSoudCardを刺し44.1Khz→192Khzでリモコンをつけて再生プレイヤーという環境です。

  5. YKK より:

    解決されたよしなによりです。
    メモリの相性だったとの事ですが、CFへのインストールに4時間かかった際のメモリで普通のHDDはどうだったのでしょうか?

  6. EPIA@CF4G より:

    メモリと判断する際にHDDへのインストールもテストしてみましたがCFとほぼ同じ時間がかかりました。なので疑う部分はメモリしか残っていないと思いメモリ交換にいたった次第です。HDDの容量は少ないと言えどもそれは遅すぎると感じたので・・CFももう少しR/Wが速ければいいのですが、贅沢な発言でしょうか(笑)

  7. YKK より:

    やはりそうでしたか、デスクトップでも mini-ITX系でしたら無理ですがBigabyteからPCIスロットに挿すカードに4枚のDDRメモリーを実装できハードディスクとして運用出来るのが発売されてます。2GBのメモリーはほとんど見かけませんが1GBX4で4GBとして使用すればかなりの高速化が図れると思います。バッテリーにてバックアップされますので電源OFF時にも大丈夫なようです。

  8. EPIA@CF4G より:

    i-RAMですね!当初考えましたが、SoundCardでPCIを使ってしまうので却下しました(笑)mini-ITXでPCIが2つついてるやつがあれば最高なんですが・・・といってもi-RAMは自分にはちょっと高すぎます(汗)今は、静音の2.5HDDを探していたりします。

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